こんにちは、京セラコミュニケーションシステム 石関 (@kccs_daisuke-ishizeki)です。
前回の記事を書いた後に
- 「なんとかアカウントがたくさんあってよくわからない」
と質問?をいただきました。
探した限り、一部の用語の意味するところは文脈によって変わるようなので、わたしの中での使い分けを記事にします。
似たようなことを疑問に思う人もいるかと思いますので、参考になれば幸いです。
「なんとかアカウントがたくさんあってよくわからない」とは
前回の記事の中では"Google アカウント"しか出てきていないはずなので、何がわからないのか深掘りしたところ
「Google Cloud に関連するなんとかアカウントって、いろんな種類があって指しているものや関係性がわからなくて混乱している」
と言う事でした。
そこか。
確かにややこしいポイントだと思います。
ちなみに「いろんな種類」とは、↓あたりを指しているようです。
- Google Workspace アカウント
- Cloud Identity アカウント
- Google Cloud(GCP) アカウント
- 請求先アカウント
- サービスアカウント
- Google アカウント
前者 3 つがイメージしにくい、または文脈によって指しているものが変わっていることが多い気します。
あと Google Cloud(GCP) の世界と Google Workspace の世界がごっちゃになっていそうです。
全体像
関係性をイメージしやすいように図にしてみました。全体像としてはこんな感じでしょうか。
Cloud Identity は、Google Workspace の ID サービスをスダンドアロン型のサービスとして提供されたものですので、ここでは右側の Google Workspace と同じハコを指しているものとしてください。
Google Workspace アカウント
人によっては黄色部分の Google アカウントを指して会話している気がしますが、そちらは"Google アカウント"もしくは"Google Workspace のユーザーアカウント"と分けて使っています。
裏づけとして Google Workspace の管理コンソールである、Google 管理コンソール(admin.google.com)を確認すると、以下のような画面が確認できます。名前には Google Workspace で利用しているドメインが入り、ユニークな顧客IDが割り振られています。
Google Cloud(GCP) アカウント
これが厄介です。。。
わたしの認識では"Google Cloud(GCP) アカウント"が指す意味として、概ね以下のどれかを指して使われています。
- (Google Cloud(GCP) のリソースを操作できる)Google アカウント
- 請求先アカウント
- Cloud-level1のドメインのハコ
誤解を与えるケースがありそうなので、図はイメージです。
表記ゆれの一種なのか、用語の定義がない?ためなのか、相手や文脈によって指しているものが変わるため、わかりにくいなーと感じています。
そのため自分からは"Google Cloud(GCP) アカウント"と表現せず、1 や 2 の用語を使うようにしています。使うとしたら消去法で 3 かなと思っています。
ちなみに公式ドキュメントを検索したところ以下の状況(2022年9月現在)でした。
このモヤモヤはわたしだけなのかなー。気にしすぎ
まとめ
わたしなりの使い分けをご紹介しました。ご参考まで。