JAWS-UG の地方支部の運営側になってみた
こんにちは。JAWS-UG 神戸の運営メンバーの一人、@kazzpapa3 と申します。
JAWS-UG(AWS Users Group – Japan)Advent Calendar 2024 の 10日目の投稿として書いていますがほぼポエムです。
Who ?
AWS のパートナー企業のテクニカルサポートエンジニアとして働いています。
所属企業は AWS のリセラーという立場に位置していて、いわば AWS からアカウントを仕入れて再販する、という立場にあたるのですが、リセラーとしての責務の一つにエンドユーザー様のサポートをリセラー企業が担わなくてはならない点があります。(構造的には、エンタープライズサポート契約を結んでいるのは弊社である、という位置付けのため)
そのため、AWS のテクニカルサポート所属ではないものの、AWS をお使いのお客様のお困りごとや障害が疑われる事象のトラブルシュートの支援をしていて、一利用者でもなく、AWS の中の人でもない中間地点から見える風景などを、機会があれば登壇したりしています。
また、AWS の Community Builder というものにも選出いただいた CBs1年生で、別途 AWS Community Builders のアドベントカレンダーにも何かしら書く予定をしています。
What's JAWS ?
JAWS-UG の公式ページ からの引用ですが、以下のように説明されています。
JAWS-UGとは、AWS (Amazon Web Services) が提供するクラウドコンピューティングを利用する人々の集まり(コミュニティ)です。
一人ではできない学びや交流を目的としてボランティアによる勉強会の開催や交流イベントなどを行なっています。
私たちは日本全国に「支部」の形でグループを持ち、それぞれのテーマに基づいて活動を行なっています。
このコミュニティーは、非営利目的で活動しています。
非営利かつオープンな活動である点が軸で、一部 E-JAWS(Enterprise JAWS)という会員制となっている支部以外は、AWS を利用するユーザー、あるいはこれから AWS を使おうとする人であれば基本どなたでも参加可能な勉強会グループです。
全国各支部で地元に根ざした地方支部と、特定の技術領域や属性をターゲットとした専門支部と呼ばれる大きく二つのタイプの支部があり、オンライン、オフライン問わず、いろいろなところで勉強会が行われています。
ただ、非営利で基本ボランティア精神で運営されているので、何か少しお手伝いするとか、自身の知見を話してみるなど、なんらかの Give があると良いかな?と思います。
AWS やコミュニティ、JAWS との関わり
AWS に初めて触れたのは前職時代でした。
VPC 内にファイルサーバーをおき、各従業員には Amazon WorkSpaces 環境を払い出されているような感じで、ゴリゴリのエンジニアでもある社長自らが構築したクラウドを中心にした業務環境に触れたのが最初です。
そのような社長でしたので、技術のキャッチアップについては寛容で、もともと当時の業務で関与していた RPA(Robotic Process Automation) の情報収集のために IT 系の展示会などにもよく行かせてもらいましたが、RPACommunity というユーザー主体のコミュニティがあることを知り出入りし始めたのが IT 系のコミュニティとの最初の接点で、LT(Lightning Talks)という文化があるのもここで初めて知りました。
(確か初登壇はベトナム出張中の滞在ホテルからで、回線の遅さのせいもありほぼ会場に映像は届いていなかったそうですw)
その後、社内の AWS 環境の運用等もしていたこともあり、AWS 界隈にも似たようなやつないんかな?と見渡したところ AWS にもユーザーコミュニティがあるということを知り、また勤務先が大阪だったこともあり、JAWS-UG 大阪や JAWS-UG 関西が開催するイベントへ参加し始めたのが 2018年 か 2019年 くらいだったかと記憶しています。
そうこうしているうちに COVID-19 が蔓延し、自宅は神戸、勤務先は大阪ということで早々に非常事態宣言の対象区域となり、WorkSpaces でリモートでの接続も不可能でなかった前職ではリモートでの勤務が主体となりました。
このような体験を通じて、クラウドをより専門的に扱っている会社への転職を考え始めたのがこのころでしたが、すべてがコードで書き表すことができる世界観に惹かれていた側面が大きく、オンラインでの開催を頻繁に実施くださっている JAWS-UG CLI 専門支部でいろいろ学ばせていただきつつ、ユーザーグループでキャッチアップしてるんです感を出しながら転職活動を進めていました。
大阪はノリのいい人が多く、フッ軽ねえさんや、いつでもどこでも寝る人、転職後の同じ会社の人なのにシャイな方なので実はあまり話をしたことのないいつもレモン酎ハイを手にしている方、実はすごい認定インストラクターなのにただの飲み友だちみたいな方など個性的で、行けそうだったら参加する、くらいな感じではあったのですが、ふわっと提出した AWS Community Builder に選んでいただけたこと、子ども二人が社会人になって少し自分に時間を使う余裕ができてきたこともあり、より積極的に関わってみようと変遷してきた感じです。
また、業務の中で AWS を使う側から、AWS を使っているお客様の問い合わせサポートを行う立場になったこともあり、主体的な AWS サービスの利用は減ったものの、広い知見を得ておきたい、とか、いろんな方の使い方を知っておきたいというモチベーションに変わってきた感はあります。
JAWS-UG 神戸について
コミュニティに参加し始めた頃は大阪の会社への通勤生活だったので、勉強会も大阪の方が仕事終わりに参加しやすかったこともあって、実は JAWS-UG 神戸への参加はできないまま、コロナ禍に入ってしまった感じでした。
JAWS という存在自体が多少ステータス(というか、ネームバリュー)を持ってしまったのもあり、レギュレーションの中で年間に最低でも1度の勉強会の開催がない場合に休眠扱いとなる規約があり、コロナ禍と当時運営をされていた方のタイミングなどもあり、神戸も休眠状態になっていました。
コロナ禍を経て転職後はフルリモートの会社になってみると、勝手なもので大阪まで出るのも億劫になることもあり、そんな中 JAWS DAYS 2024 のセッション企画の一つ「チーム対抗提案コンペ 〜仮想RFPに提案してみよう!」で知り合った ヤマダ(北野)氏と、その後いくつかの勉強会で顔を合わせて話す中で、なんとなくお互い大阪まで出るめんどくささというか神戸にもあったらいいのにね、という話になり、今回の JAWS-UG 神戸リブートにつながりました。
大阪に出るのがめんどくさい、がモチベーションの一つではあったものの、おしゃれな街だと思われがちな神戸ですが港湾関係や貿易に関する企業も多く、また大手食品企業の工場が立ち並ぶ地域があったり中小零細企業が多いエリアなど、東西での違い、南北での違いも多い多様性のある街だと思い、神戸にしかない独自色も多くあると思っています。
大阪が通勤圏内なので、かつての私のように大阪の会社に勤めている人が多くいるのも事実ですが、大阪には大阪の、神戸には神戸のそれぞれの人や企業、文化が集まっていると思うので、よりいろんな方の参加機会が増えることにつながってくれると嬉しいですし、私自身がいろんな事例を聞ける機会が増えることにもつながるので無理のない範囲で開催をして行けたらいいな、と思っています。
神戸に限った話ではないですが、前述の JAWS-UG の公式ページ にもあるように JAWS のルールとして No sell, No Job であることも重要な要素の一つです。
リブート後の JAWS-UG 神戸の運営メンバーでもある ヤマダ(北野)氏は互いの所属会社がそれぞれ異なる AWS のパートナー企業で、いわばライバル関係です。
ただ、JAWS の場ではそれはそれ、これはこれなので、彼の柔和な人柄や彼の交友関係の方々から学ぶことも多く、AWS の技術面以外の部分でもまだ始めたばかりではありますがコミュニティ運営から学ぶことは多く感じています。
今年の AWS re:Invent 2024 の Dr. Werner の基調講演では Simplexity(=シンプルさ)を強く語っていましたが、AWS としてはものごとをそしてクラウドを難しくしているつもりはないんだと感じました。
ただ、サポート業務をしていても思うのですが、AWS がグローバルスタンダードで汎用的な仕組みを用意しているものに対して、日本の商習慣や慣例に沿ったシステムを作り運用しようとしているところにギャップが生じている部分が多かれ少なかれあり、それが難しさを感じている理由のひとつではないかと思ったりもします。
JAWS は No sell, No Job であり、関係者の人種、性別、性的指向、身体的特徴、見た目、政治、宗教(または無宗教)などに係る表現は、いかなる場合も適切ではない点を遵守していれば良い場であり、AWS のことをことさら崇め奉らないといけない場でもないので、同じ AWS という仕組みを苦労して活用する同士、互いの知見や時には前向き・発展的議論につながる愚痴であれば出てもいい場であるのが、ユーザー主体のコミュニティの姿だと思っています。
AWS を使う中で、よくわからんな、とか、うまくいかないな、などと感じる場面は多くあると思うのですが、コミュニティの場に出てみると意外と周りも似たような苦労をしていることは多くいることに気づくのではないかと思います。
AWS の顔色を気にしなくてもいいユーザー主体の場では同じ悩みを持った仲間というか同志に会える貴重な場だと思います。
私もコミュニティに参加した中で多くの学びや知見を得たのももちろんですが、いろんな同志とつながることができたことがコミュニティから得た大きなものだと思います。
神戸で仕事をしている、あるいは生活をしている方で AWS が難解で苦労している、これから始めようと思っているけど聞ける人が周りにいなくて不安、などの悩みがある、あるいは悩みが出てくる場面があれば、ぜひ JAWS-UG 神戸に、または専門支部に参加してみてください。
と、いっちょまえのことを書きましたが、JAWS-UG 神戸の運営はまだ関わったばかり。
過去に数度集合写真でやらかしたりしている私は、目下、ちゃんとした集合写真の撮影にコミットすることに課題感を持って楽しくやっていけたらと思っています。
過去の開催での集合写真
リブートの時の #0 では成功しました
おしゃれな会場でした!
— kazzpapa3 (@kazzpapa3) July 24, 2024
主に西日本のメンバーが IoT に足を踏み入れおわったところ。
次回は一度LT大会(8月末〜9月あたり?)を挟んでから、IoT なハンズオンをやっていこうかな?(というか、ハンズオンの資料などの準備もしたいのもある。)
ご参加いただいたみなさまありがとうございました!… pic.twitter.com/7oJumVXBPZ
第一回目の失敗
ぱっと見、気づきにくいのですが、向かって左側のお二人が写っていない状況でした。
別に、顔出し困る!という方でもなかったのですが…、ごめんなさい。
10月18日に開催した JAWS-UG 神戸の期間中近辺のツイートをまとめました!
— kazzpapa3 (@kazzpapa3) October 21, 2024
ご参加いただいたみなさん、アンケートへのご回答もありがとうございました〜。#jawsug #jawsug_kobe
JAWS-UG 神戸 #1「IoT × AWSでこんなの作ったよ!LT大会」 https://t.co/OHUy3DzU6I #Togetter
第二回での失敗
こっちははっきりと失敗とわかる写真ですね。
実はこのツイートのツリーに返信してはいますが、IPhone のポートレートモードで撮った写真は後から露出を変更できるとわかったので、修正してみてはいますが、まあ失敗は失敗…
本日イベント参加くださったみなさまへお詫びとお詫び
— kazzpapa3 (@kazzpapa3) November 26, 2024
前回#1の時の集合写真で、お二方ほどフレームアウトさせてしまった私ですが、今回の集合写真では傘の柄にピントを合わせる失態をしてしまいました。
次回12月のイベントでは必ず成功させますのでこれに懲りず遊びにいらしてください🙇… pic.twitter.com/HVx8dFvX0w
こんな感じで楽しくやっていますので、ぜひ足をお運びください。
そして、集合写真の成否を見にきてください。
ではまた。