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若手が考えるチーム・プロジェクトマネージメント

Last updated at Posted at 2021-07-10

お前 is 誰

  • 某企業の研究職
  • 在勤5年目
  • LED-Campという組込み開発者向け合宿の実行員

この記事の趣旨

  • Qiitaにポエムを投稿するのは気が引けるがプロジェクトマネージメントについて書くので許してください。
  • マネージメントに使えそうな、OSSかつオンプレデプロイできるツールの紹介
  • 無理せずプロジェクト管理
  • 僕が所属する組織の公式見解ではないので、あしからず。

問題提起

  • 大企業だからといって、優秀なプロジェクトマネージャーがいるとは限らない
    • マネージに興味がある人って実はあまりいない?(勝手な妄想)
  • 最近、マネージ次第でプロジェクト進捗が大きく異なることを痛感している

よくある事例

  • とりあえず定例MTGをやる
    • が、しかし、MTGごとに何を確認して、何を決めるかは定義していない
  • 何となく時間が経っていく
    • デカイマイルストーンは決めているが直近の細かいマイルストーンは決めない
  • 上記ゆえに、合意形成が遅い
    • 「あれ、〜〜ってどうなったんだっけ?」という事象がよく発生する

痺れを切らして、Scrum導入をしてみようと思った

ここから、やっと本記事の本題に入ります。
「よくある事例」にもあるように、なんとなくプロジェクトが進んでしまう、なんてことはどこでもよくあると思います。
いつまでも気持ち悪い状態が続くのが耐えられなくなりました。

Scrumは、Qiita読む人だったら、聞いたことある人もいると思うので、詳しくはググってください。
5分で分かる、「スクラム」の基本まとめ

ざっくりいうとチームで仕事を進めるため枠組み(ルール?)を使って、上手いことプロジェクト進めようぜっていうものです。
今風なソフトウェア開発ではよく用いられている手法で、アジャイル開発手法の一種です。

僕は冒頭でも書いた通り、LED-Campの実行委員で、たまたま、一応、Scrumを学んだ身でした。

だから、Scrumやってみっか、となったわけです。

ステルスScurmマスター

とは言っても、Scrumって、ルールはシンプルですが、そのルールを持ってリアルに進行するのって難しいんですね。
Scrumやりたい人はもちろん、チームメンバもそのルールを理解する必要があるのと、
この手法の価値を理解してくれないと結構きついです。

そこで、僕は、「メンバが気づいたらScrumやってた」状態を目指すため、
ステルス(自己満)Scrumマスターになることを決意しました。ちなみに、Scrumマスターとは、Scrumの枠組みを理解してリードする人のことです。

ちなみに、自己満でやるとなぜ良いかというと、
Scurmを回すための負担が僕にしかかからないからです。それゆえ、他のメンバーの負担は少ないため、文句とか言われません。
これで、プロジェクトうまく進んだら、良いっしょ。

楽に管理するために

前述した通り、Scrumはリアルに続けるのがしんどいので、楽にするために、
以下のような緩いルールでやってみることにしました

  • 1週間:1スプリント
  • プロダクトバックログ、スプリントバックログは作るが、価値づけ、作業量の予測はやらない
  • タスクの完了の定義は必ずやる
  • デイリースクラム(日々のふりかえり)はやらない - スプリントのふりかえりはチャットベースでOK
  • 適宜MTGは開く

一人で自己満Scrumするためにも、なるべく楽に運用しています。

プロジェクトマネージするためのツール群 on docker

正直、枠組みをもってマネージするとなると、ツールが必須になると考えています。
しかし、ツール導入が面倒なのは本末転倒です。そこで、Dockerの出番です。まじ、Dockerしゅごい。

実際に活用しているツールを紹介します。
基本的に、Dockerでデプロイできて、かつdocker-compose upできるサービスしか使っていません。
docker-composeがいいところは、以下につきます。

  • バックアップがクソほど楽
  • サーバ移動もクソほど楽
  • デプロイがスーパー楽
  • 既存環境を壊さない

Gitlab

用途:コード管理
メリット:コード類のバージョン管理できる
デメリット:Git知らん人いる

所感
有名すぎるので、特にコメントなし。

Docker関連
Docker ComposeでGitLabを起動

Growi

用途:Wiki
メリット:Markdownでかける
デメリット:あまり見当たらない

所感

  • ほんとに気持ちよく書ける
  • UIが綺麗
  • Markdown知らなくてもいい
  • Web内エディタがかなり優秀
  • HackMDなる機能があり、同時複数での編集可能
  • 検索エンジンも搭載するため、検索性がよい
  • マジパナイ

Docker関連
GROWIをDockerで構築する(CodiMD連携)

Openproject

用途:プロジェクト管理
メリット:綺麗にプロジェクト管理
デメリット:カンバンが有料

所感

  • redmine的、プロジェクト管理ツール
  • Scrumのサンプルプロジェクトが既に用意されているため、真似すればOK
  • このツールはScrumのために一番使うので、少し詳しめに別記事で紹介する予定です。

Docker関連
【簡単】OpenProjectを4ステップでインストールする方法

今の所のScrum回し方

  1. メインタスクと称しプロダクトバックログを作成 on Openproject
  2. サブタスクと称しスプリントバックログを on Openproject
  3. プロダクトバックログのアイテムはフェーズに応じて時系列で並べ、検討とかもアイテムに加える。
    システム構想→技術課題抽出→開発要素の絞り込み→機能レベルのアイテム
  4. 各アイテムをガントチャートを用いて制限時間を設ける
  5. 各タスクに完了条件を定義
  6. 1週間ごとにタスク状況をメンバにヒアリングして、タスク状態更新

一旦まとめ

  • プロジェクトマネージ、最近大事だと思っている
    • しかし、プロジェクトマネージに理解、興味ある人はそんなに多くないと思っている(偏見)
  • メンバに負担をかけない自己満Scrumでプロジェクトマネージ
    • しかし、自分も楽できるようなルール作り+ツール選定

後日、Openprojectの運用例について記事にしたいと思います。
また、このScrumに関しては始めたばかりなので、振り返りは少し時間が経ってからしたいと思います。

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