Flutterの記事を整理し本にしました
- 本稿の記事を含む様々な記事を体系的に整理し本にまとめました
- 今後はこちらを最新化するため、最新情報はこちらをご確認ください
- 35万文字を超える超大作になっています!!
まとめ記事
概要
- 2022/5/12にFlutter3がリリースされました
- Flutter2が2021/9だったので、8ヶ月でメジャーバージョンがあがった形となります
元記事
重要なポイント
Ready for production on all desktop platforms
- デスクトップアプリについては、Windowsのみ正式対応で、MacOSとLinuxがbeta版だったのですが、3.0で正式となります
- macOSアプリケーションメニューに表示される内容を制御できるようになりました
- スクリーンリーダー、アクセス可能なナビゲーション、反転色などのユーザー補助サービスをサポートしています
Deprecating Windows 7/8 for development
- Windows7/8は非推奨になりました
- サポートはベストエフォートになりました
Foldable phone support
- 折りたたみ式のモバイルアプリにも対応しました
Gradle version update
- Gradleのバージョンが上がったため、既存からアップデートをした場合は、Gradleのバージョンの追従も必要になります
- Gradleの場合は7.4
- AndroidGradleプラグインの場合は7.1.2
Updated lint package
- lintパッケージのバージョン2.0になりました
Performance improvements
- オープンソースの寄稿者の貢献により、Androidの部分レンダリング、スレッドの制御、フレームスケジューリングのバグ解消などが行われました
Impeller
- iOSで実験的なレンダリングバックエンドを利用できます
- フラグを有効にする必要があります
- まだ全ての機能で使えるわけではないので注意が必要です
Material 3
- MaterialDesign3 に対応しました。
- テーマの拡張もできます
Breaking changes
- 非推奨のAPIはv2.10以降に削除されました
- ページ遷移がZoomPageTransitionsBuilderに置き換えられました
- useDeleteButtonTooltipがdeleteButtonTooltipMessageに移行します
まとめ
- 機能の抜本的な追加はありませんでしたが、Mac/Linuxのデスクトップアプリの正式対応が行われました
- MaterialDesign3や折りたたみへの対応など先端技術には引き続き追従してくれています
- 性能も2.0/2.5のときの極端な改善やツールの提供こそありませんでしたが、日々改善されています
- OSやAPIが非推奨や使えなくなっているので、コマンドやツールを使って安全な移行をする必要があります
- 上記では省略しましたが、広告配信に関してもいくつかトピックが上がっていますので、気になる方はオリジナルの記事をご参照ください