この記事の目的
私が大好きなRMarkdownについて、Tipsを集中的に連載しようという思いつきの企画です。あと自分の中で進めている別企画のメモという位置づけでもあります。なので大した中身はありません。
R Markdownとは
Markdown記法をベースに、チャンクという形でRのコードを記述して評価・出力することができるものです。RStudioのクイックリファレンスでは以下のように説明してあります:
R Markdown is an easy-to-write plain text format for creating dynamic documents and reports.
R Markdownで数式
R Markdownで数式を表現するには、$
を利用します。文章中に数式を組み込みたい時は、$\lambda=0.3$
のように、$
で挟みこめばOKです。まとまった数式を表現したければ、以下のように設定します:
$$
y_{i}=ax_{i}+b
$$
なお、数式の記述方法はTexそのままですので、そちらを参照してください。
数式内にRで評価した結果を表示したい
よくあるのが、「Rで出力した値を数式にそのまま流し込みたい」という要望です。実はこれも簡単にできます。例えば、Rmdファイルに以下のように記述します(Rチャンクの\は無視してください):
\```{r}
hoge <- 1.2+4
\```
$$
y = `r hoge`x+3
$$
このようにすると、$y=5.2x+3$と出力されます。つまり値を持ってくることができるんですね。これさえ掴んでおけば、あとは色々と応用がきくかと思います。ぜひ活用して、ドキュメント生成をがんばってください。
Enjoy!