この記事の目的
私が大好きなRMarkdownについて、Tipsを集中的に連載しようという思いつきの企画です。あと自分の中で進めている別企画のメモという位置づけでもあります。なので大した中身はありません。
R Markdownとは
Markdown記法をベースに、チャンクという形でRのコードを記述して評価・出力することができるものです。RStudioのクイックリファレンスでは以下のように説明してあります:
R Markdown is an easy-to-write plain text format for creating dynamic documents and reports.
「.docxで出せ」って言われました
R Markdownを使えば、非常に効率的にRの出力を含めたhtmlドキュメントを作成できます。でも自分の周りでは「htmlがドキュメント? 何いってんの? さっさとWordで渡しなさい」とよく言われます。
ではせっかくRで作成した結果をいちいちWordなどに出力するとなると、もう大変です。手作業による面倒さやコピペ汚染から免れられません。
こんなときは、Rmdから直接.docxを出力するのを試してみてください。1
output: word_document
以下のようにすれば、出力はdocxファイル形式で出力されます:
---
title: "hoge"
output: word_document
---
そうです、output: word_document
とするだけで、自動的にdocx形式で出力してくれるようになります。これはデフォルトのRmdをまず一度やってみて、その出来上がりを確認してみてください。
設定
結構色々設定できます。まず使えるオプションについては、以下のページをご覧ください:
docxはcssを設定しても反映されません。このへんが厄介ですが、すでに設定をしたdocxファイルを参照して当てることができます:
---
title: "Habits"
output:
word_document:
reference_docx: mystyles.docx
---
このようにreference_docx:
でスタイルを参照させたいファイルを指定してください。なおこの書式スタイルを一から作っていくのはかなり大変ですので、以下の手順をオススメします:
- とりあえずRmdをdocxで出力
- そのdocxを開、スタイルを編集
- docxを名前を付けて保存し、
reference_docx:
で指定する
なお、ここでいうスタイルとは、Wordの[ホーム]タブにある「スタイル」グループが指すものです。大丈夫ですよね。。2
この他にもいろいろできます。詳しくは以下のリンク先を参照してください:
Enjoy!