この記事の目的
私が大好きなRMarkdownについて、Tipsを集中的に連載しようという思いつきの企画です。あと自分の中で進めている別企画のメモという位置づけでもあります。なので大した中身はありません。
R Markdownとは
Markdown記法をベースに、チャンクという形でRのコードを記述して評価・出力することができるものです。RStudioのクイックリファレンスでは以下のように説明してあります:
R Markdown is an easy-to-write plain text format for creating dynamic documents and reports.
R Markdownの番号リスト(基礎編)
R Markdownでも当然番号リストが使えます。Markdownの通常の記法で表現できます:
1. hoge
2. hige
3. huge
なお、開始番号を変更すると、その開始番号からとなります:
5. hoge
6. hige
7. fuge
この場合、5からスタートします。なお、以下のようにした場合も5,6,7となります:
5. hoge
2. hige →6番になる
3. huge →7番になる
番号リストの数字を自動で割り当てさせる
PandocにはNumbered example lists
という拡張機能1があり、これを使うといちいち自分で番号を入力しなくてもOKとなります:
(@) hoge
(@) hige
(@) huge
この場合、自動的に1,2,3と番号が振られるようになります。つまり@
が特別なマーカーとなって機能するのです。なおこれはそのドキュメント通しで持続します。
また、この@
の後ろに文字列をつければ識別子として機能し、以下のようなこともできます:
(@hege) これはhegeです。
さて、さきほどの(@hege)ですが...
このようにすると、「自動で番号が振られる」+「識別子によってその番号を持ってこれる」ようになります。便利ですね2。ぜひ実際にやってみて出力を確認してみてください。
Enjoy!
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要するに引用文献リストのように使えますが、Referenceは別途機能としてあります。詳しいところはBibliographies and Citationsをご覧ください。 ↩