1
2

薬剤師×Railsエンジニアの時代

Last updated at Posted at 2024-08-04

はじめまして。
和(かず)と申します。

2024年1月から薬局ベンチャーへ就職して
開発エンジニアをしながら薬剤師として働いています。

フレームワークはRuby on Railsを使用しています。

今回は自己紹介も含めて、なぜ私がエンジニアを目指そうと思ったのか
わからない時はどうしているか、Railsを推す理由について私の様な初学者の方へ向けて記載します。

また、薬剤師だけで働いていた時代との比較についても記載していきます。

#目次
1.エンジニアへの転職経緯
2.わからないときは
3.薬剤師時代との比較
4.Rails薬剤師時代
5.終わりに

1. エンジニアへの転職経緯

薬剤師は、いわば国家資格でもあり、安定した職種とも言われています。

しかし、実際に働いてみた私は
『来局した患者さんだけに対応する受け身な薬剤師になっている』
自身の薬剤師としての働き方と薬局のシステムに違和感を抱いていました。

そんな中、このモヤモヤを解消する2つの出来事が起こります。


一人の社長との出会い

私は薬剤師の在り方や今後の働き方について考えるために
とある薬剤師が集うコミュニティに参加しました。
そこで、とある一人の経営者のプレゼンを目の当たりにします

その方は過去の実体験から明確な課題を持って
自身の事業に取り組んでいました。

同じ体験をして悩んでいた私は
この人と働いてみたい』と思い
その人がトイレに行くタイミングで声をかけました。

そこから意気投合して
毎週オンラインで薬の勉強を行い
ブログに勉強内容を残すことをルーティン化しました。

PCを使用して学習したことをアウトプットする
この作業が非常に私にとって合っていると実感していました。

そこで、社長からもエンジニアへの道を後押しされました。


H型人材になれ

なんのことやらと思う方もいらっしゃるかもしれません。

とあるイベントに参加した際
登壇されていた講師の方がおっしゃっていた言葉です。

※H型人材とは:自分の専門を持ちながら、ほかのジャンルの専門家とつながりのある人材、つながりを持てる人材のこと
![スクリーンショット 2024-06-29 23.28.50.png]

H型の人材となり異なる知識を組み合わせることで
新しい価値を生み出すことができる。

当時、Online Drug Storeのサイトを作成して
プログラミングに興味が湧いていた私にとって
この言葉が非常に刺さり
薬剤師の知見を活かしたエンジニアになろうと決心しました。

尊敬できる社長との出会い

H型人材への希望

この2つがエンジニアを志したきっかけです。


周囲の反応

他の人に
『エンジニアになりたいです!』
というと

『ある程度自立するためには5年はかかる』
『薬剤師でもいいじゃん。』、『謎だね』

割とネガティブな言葉をかけられることもあります。

舐めているからではなくむしろ逆。
尊敬しているからこそ目指したい!

何を言われてもやろうと思えているのは
『学ぶことによってできた時の楽しさ』
を知ってしまったからだと思います。

2. わからないときは

正直初学者だとわからないときやエラーが出た時に
何をしていいのかわからずフリーズしてしまいます。

一般企業に勤めると、上司がいて与えられた業務をこなして
スキルを獲得していく
こんな流れがイメージできるかと思います。

しかし、エンジニアのいないベンチャー企業となると
身近に教えてくれる人はいません。

ではこんな時にどうするのか?
この様な場面では2つの成長方法があると考えます。

①プログラミングの知識がある人に聞く

私の場合は特殊で非常に恵まれた環境で学ぶことができていると感じています。
というのも、会社の業務委託でプロのエンジニアが携わっているからです。

さまざまなエンジニアの方を見てきて
プログラミングスキル以外の知識量で
この方に勝る人はいないのではないか?
と感じてしまうくらいです。

時に厳しい意見を頂くことも。。。

あとは、エンジニアが集まる勉強会やパーティー、connpassなどに参加するのも一つの手です。

②とりあえずググる

エンジニアは結局ここに尽きると思います。

"ggrks"という言葉がある様にエンジニア界隈では
安直に上司にわからないことを聞くべきではないといったことを転職してから知りました。

ググることで先人の知恵を得ることができます
最近では分からないことはChatGPTに聞くと
基本的に教えてくれますし。
課金してでもGPT4にすることがおすすめです。

また、ググっていると自分の作りたいものと遭遇する機会が出てくると思います。

3. 薬剤師時代との比較

薬剤師だけの時代と比べて良くなった点として2点あります。

①仕事へのモチベーション

薬剤師とエンジニアは似ている箇所が多く相性が良いと考えています。
仕事に注ぐ熱量も倍になりました。
モチベーションが向上した理由の1つとして学習したことが活かせるようになることだと考えます。

・薬剤師の時は学んだ知識を患者さんに伝える
 =>患者さんが喜んでくれる
・エンジニアで学んだ技術をプロダクトへ落とし込む
 =>ユーザーが喜んでくれる 

エンジニアは夢中になれるくらいじゃないと向かないと言われるくらいの職業なのでモチベーションを維持することも重要だと思います。

②キャリアプランの形成

ただ調剤薬局で受け身に働くのではなく
薬剤師✖️エンジニアになることを決めたことで
自分の進むべき方向が可視化され
どの選択肢が目標達成に近づけるかが判断しやすくなりました。

4. Rails薬剤師時代

薬剤師のような初学者は学ぶ環境や時間を作ることが難しいという方が多いかもしれません。

薬剤師は来た処方箋に対して能力を発揮し
その他の空いた時間はエンジニア業務にあてることができるため
非常に相性が良いと個人的には実感しています

なぜRailsなのかといいますと、
Railsは全てがインテグレーションされたフレームワークであり
応用力が高いことから、幅広い職種のエンジニアから高い人気を得ています。
フロント側を実装するためにデフォルトとなっているStimulusやHotwiredの機能を用いれば動的なページを作成することも可能です。

コミュニティも多くあり
独学で学習する初学者には適していると私自身考えています。

5. 終わりに

このブログでは私がやったことや調べ方などを紹介しましたが、正直答えはありません。
しかし、やってみたいと思ったことに対しては何事も諦めないことが重要です。

まずは、私自身もRails薬剤師として、薬剤師に関わる仕事をDX化し
地域の方々に貢献していくとともに、私と同じような思いを持った薬剤師×エンジニアの人材を増やしていけるように励みます。

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2