初めに
はじめまして、記事をご覧いただきありがとうございます。
Qiitaが初投稿となりますので、温かい目で見ていただけると幸いです。
本記事では少し前のことになりますが、私がAWS未経験から 2022/6/13 - 2022/7/15 の約一か月間で、
「AWS Certified Solutions Architect - Associate」(通称、SAA)
に833点で合格しましたので、これから受験される方に向けて、試験概要や勉強方法、やってよかったことなどを共有します。
AWSSAA試験の概要
まず、AWSSAA試験の概要について説明します。
詳しい情報につきましては、以下をご確認ください。
AWSSAAの試験ガイドによりますと、
AWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA-C03) 試験は、ソリューションアーキテクトのロールを担う個人を対象としています。受験者はこの試験で、AWS Well-Architected Framework に基づくソリューションズ設計時に AWS のテクノロジーを使用する能力を検証されます。。
と書いてあります。つまり、
「AWSの正しい設計と問題解決能力」
を問われる試験となります。
試験内容は以下の分野で構成されます。
分野 | 出題比率 |
---|---|
第 1 分野: セキュアなとアーキテクチャの設計 | 30% |
第 2 分野: 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 | 28% |
第 3 分野: 高性能アーキテクチャの設計 | 24% |
第 4 分野: コストを最適化したアーキテクチャの設計 | 18% |
「AWSサービスを使った設計について幅広い知識が問われる」
という認識をしてもらえれば大丈夫です。
問題は全部で65問あり、点数は1000点満点で720点取れれば合格となります。
勉強方法
実際に使った教材を6つ紹介します。
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Udemy:これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座 (セール時1840円)
動画学習の教材です。講義とハンズオンを交えながら、体系的にAWSを広く学ぶことができます。初めの2週間はこの動画でひたすらインプットを行いました。
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Udemy:【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)(セール時1840円)
模擬試験の教材です。高難易度問題もあり、試験1週間前から取り組み始めました。
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AWS WEB問題集で学習しよう (ベーシックプラン4480円)
メインの問題集の教材です。試験2週間前から当日まで使用しました。問題だけで1100問以上あり、問題の質も試験問題と同等で解説もわかりやすかったです。
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AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 改訂第2版 (Amazonで2618円)
SAAの対策用教材に購入しました。移動時間にインプットしたり、わからないサービスを調べる辞書代わりとして使っていました。サービスの役割別に分かれているので、似たサービスの違いを覚えたり、巻末についている模擬問題も解きました。
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AWS公式模擬問題 (無料)
AWSの公式から出ている唯一のサンプル問題です。20問程度あります。
登録から問題回答までのわかりやすい手順が載っていたので、こちらを参考にしてください。
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AWS公式ドキュメント(無料)
AWSの公式から出ているサービスの詳細資料です。
BlackBeltは図付きで分かりやすいかつシンプルに書いてありますので、とても参考になりました。
サービスドキュメントはサービスについての仕様詳細が詳しく書いてあります。わからないことがあれば、一旦これを見るようにしていました。ただ情報量が多いので、欲しい情報が見つけにくいという欠点はあります。
やってよかったこと
試験日を先に決めてしまう
試験日は先に決めてしまったほうがいいと感じました。さらに勉強期間は短く設定するをお勧めします。
理由は、「ダラダラと勉強しないようにするため」です。
試験日を決めないでいると、いつまでにどのくらい勉強していいかがわかりません。あらかじめ試験日を決めておくことで、いつまでに何をしなければならないのか逆算することができます。
試験日が近くなってきて、合格できなさそうと感じたら、試験から24時間前までは試験日の変更が可能です。
私自身が1か月で取得できたのは、適度な焦りと緊張感があり、毎日勉強することができたのが大きかったです。勉強期間は長くても3か月程度にしておくのがよいと感じました。
どんなサービスかざっと理解する
当たり前かもしれませんが、サービスの理解することが合格への近道です。
ここで重要なのは、詳しくではなく、ざっと理解することです。
理由は「サービスを少し知っているだけで2択に絞れる問題が結構あるため」です。
あからさまに間違っているサービスを選択肢から除外するという意味合いで、試験範囲のすべてのサービスをざっと理解することが、短い期間で合格するためには必要だと感じました。
問題集は後ろから解く
koiwaclubの問題集は後ろから解くことをお勧めします。
理由は「最新の試験傾向を踏まえた例題は後ろの方に追加されているため」です。
序盤の問題は、昔の試験に準拠した問題であるため、サービスアップデートが反映されておらず、ALBなどの比較的新しいサービスは出てきません。また、実際の試験と比べて、問題の傾向が少し違うような印象も受けました。
後ろから解くことで実際の試験に準拠した問題をいち早く解くことが可能になります。
やらなくてもよかったこと
Udemyの高難易度問題
Udemyの高難易度模擬問題は、正直難易度が高く、実際の試験とは乖離があるように感じました。
私は833点で合格しましたが、当時でもUdemy高難易度問題は600点程度でした。知らない仕様やわからないサービスなどがどんどん出てくるので、少し自信を無くしました。実際試験を受けてみて、高難易度問題で出たような問題は1-2問だったので、短期間で合格するのであれば、別途購入する必要がありますし、やらなくてもいいと思います。
ハンズオンによるインプット
私はインプットの際に、Udemyの動画で言われているハンズオンを行いながら勉強していました。ハンズオンは実際に手を動かしながら勉強ができるという反面、時間がかかりすぎるという欠点があります。短期間で合格するという目標を掲げているのであれば、ハンズオンを行わず、文字ベースでのインプットを行うだけでも良いと感じました。
おわりに
試験概要や勉強方法、やってよかったことなどをまとめてみました。
今回の反省を踏まえて、次の目標に向かって頑張りたいと思います。
勉強方法など、参考になった点があれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。