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JSTQB社内勉強会についてのあれそれ

Last updated at Posted at 2021-12-08

CYBIRDエンジニア Advent Calendar 9日目担当の @kazurasaka です。
8日目は @yuki_utsumi さんによる「数十TBのデータをGoogleドライブにアップしよう」でした。
これ手動でやると地獄を見るやつですね。自動化の手法などを詳しく解説していただいたので、面倒なことはシステムに任せて優雅に記事を書きましょう。

はじめに

技術的な記事が続いていますが、本日は社内勉強会を開催する参考になるようなノウハウ的なやつです。
また、私はエンジニアとして技術部門に所属しつつ、品質管理部も兼務しています。
今回は品質管理部での経験をもとに記事を書きました。

前段:JSTQBとは

JSTQB 認定テスト技術者資格
ISTQB(International Software Testing Qualifications Board)と互換性を持つ
ざっくりいうとJSTQBはテスト技術者の資格かつ国際資格です。
共通言語で海外の有資格者と話が通じるよ!やったね!

全てのベースとなるFLとその上位であるALが、現在日本(JSTQB)で取れるものになります。

現在の社内資格保有者

  • 品質管理部内で4割
    • そのうち1割が上位資格のALを取得

本題:持続可能な勉強会の作り方

開始したのが2021年2月からなので、現在10ヶ月とちょっと、もうすぐ一年に手が届きます。
最初は一対一で始めた勉強会も、現在は品質管理部内の実働部隊ほぼ全員が参加するまでになりました。

下準備:参加メンバーの傾向を理解する

勉強会に慣れているのかいないのか、資格取得済みかそうでないか
社内勉強会なので実務の忙しさも考慮に入れます。

JSTQB勉強会はこんな感じ。

  • 勉強会不慣れ
  • 資格取得は混在(焦点は取得していない人に合わせる)

下準備:目的と目標を定める

目標は定量的なもの、目的はそれ以外のものというざっくりした区分です。

JSTQB勉強会はこんな感じ。

  • 目標:資格試験の受験者数を増やす(合格までいけたらいいな)
  • 目的:シラバスの文面と実務を結びつける

※余談※
シラバスは全てのジャンルへ当てはめるために抽象度が高めなので、言いたいことはわかったけど実際どう使えば????となる率が高い気がしますね。

勉強会:定期開催の間隔を決める

週1なのか、隔週なのか。
曜日も決めておきますが、絶対にまもるというよりは目安な感じで。
実務の忙しさに合わせてずらしたりします。

間隔は基本守るようにすると、途中で勉強会が立ち消えることが少ないです。

勉強会:定期的に勉強することに慣れる

必要な課題を事前に消化する系は、慣れてないと辛いので無しで。
JSTQB勉強会では事前になにかをやっておく、というものを設けていません。問題は先出ししているので、やりたい人は目を通しておいてね形式。
継続的に知識を入れる習慣をつけることを主題においています。

ここらへんは最初に集まった参加メンバーの傾向によって大きく変わる部分ですね。
JSTQB勉強会以外の別の勉強会なんかも定期的に参加していますが、そちらだと担当部分の事前読み込みとまとめなんかをきっちりやります。

勉強会:主催が負担にならない仕組み

詳細な準備とか資料の用意とか、毎週やってるとかなり負担が大きいので、できる限り簡略化しました。
JSTQBは幸いにも問題アプリなどがありますので、そちらを流用しています。
準備はスクショをとって共有フォルダにUPするだけ。だいたい10分あれば終わります。
入れたあとはslackのワークフローをポチーっとしてお知らせ。

勉強会:ファシリテーションの心構え

講師、という立ち位置よりはファシリテーションの技法を念頭に置いています。
一方的に説明するより、参加してもらうこと。
複数人だとなるべく均等に話を振ること。
横道にそれても話を膨らませつつ本筋に戻すこと。

理解度に合わせてアドリブで問題追加とか、問いかけとかもやります。
理解することが実感として感じられると、モチベーションも上がりますしね。

勉強会:ちょっとした語彙の変換

「わからないことはある?」より「ここまでで自分で説明できない語句はある?」
勉強してるとわかったつもりになるのはめちゃくちゃ多いです。
それの簡単な打開策は「自分が他人に説明できるか」だと思います。
勉強会は講師側も勉強になるとはよく言いますが、まあ、説明するためには理解してないと無理なので。
それを参加者にも適応する形ですね。

勉強会:参加の心理的障壁を下げる

否定しない、比べない。これが大前提ですね。
この環境の中では自由に発言していいという空気を作る。
ポジティブは全面的に褒める。ネガティブはサラリと流す。それくらいを心がけています。

まとめ:持続可能な勉強会の作り方

  • 準備が負担にならず
  • 参加が負担にならず
  • 理解する楽しみが増えていく

そんな状態に持っていければ、ながーく続くものになると思います。

明日のCYBIRDエンジニア Advent Calendar 2021 10日目は、 @shiso_c 「イケメンに絆されて入社したらScrollViewに囚われた話。」
お楽しみに〜!

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