パッケージマネージャーは便利だが…
パッケージマネージャーって便利ですよね。
私はPHPとJSを使う環境しか経験していないので、ComposerとNPMしか使ったことがないのですが、インストールしているときのコンソール出力を見るたびに、「あぁ、こんなにたくさんの依存関係を解決してくれている、ありがとう。」と感動の涙を隠すことができません。
いつも左手にハンカチを握りしめ、右手をエンターキーに添えて、感謝の気持と共に npm install
を実行しています。
ちなみにパッケージを最新にしたり、セキュリティのアラートでてるから更新しなきゃってときの対応面倒じゃないですか??
そんな時に、npm-check-updatesを使ったら一撃で解決してくれて感動したので紹介していこうと思います。
npm-check-updatesとは
npm-check-updates
一言で言うと、パッケージを最新バージョンにアップグレードするツールです。
npm update
も似たようなことをやってくれますが、npm-check-updatesは、package.jsonにかかれている範囲を超えてアップデートしてくれます。
破壊的な変更を加えるので、大変なことになることもあるでしょうが、updateよりも大胆にアップデートできるし、UIもなかなかかゆいところに手が届くいい感じのものになっています。
使い方
インストールしてもいいですが、いきなりインストールはちょっと抵抗があるよって場合は、npxで実行するとよいかと思います。
npx npm-check-updates
こんな感じで更新可能なパッケージの情報がリストアップされます。
npx npm-check-updates -u
package.jsonが更新されたら、npm install
これでアップデート完了です。
便利そうなオプション
-i --format group
をつけて実行すると、メジャーバージョンが変わるものとマイナーバージョンが変わるものとパッチバージョンが変わるものというグループ別で表示し、アップデートするかどうかをひとつひとつ選択できる。
--target
をつけて、minorなどを指定すると、マイナーバージョン・パッチバージョンのアップデートだけやってくれる
npx npm-check-updates -u --target minor
最後に
破壊的なアップデートもできてしまうので、使い方を間違えると危ないですが、パッケージの更新をやりたいよー!って時には結構便利可と思います