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Ignite 2020 アップデート Azure AI 編

Last updated at Posted at 2020-09-28

Ignite 2020 アップデート Azure AI 編

すべての発表は以下のスライドからどうぞ、この記事は70ページある中の5ページ目だけの話

Azure Cognitive Search

  • プライベートエンドポイント機能がGA

Azure 仮想ネットワークの中にローカルIPでエンドポイントが出てくる機能、自分のIPじゃないと嫌だという方へ

  • インデクサのManaged ID機能がGA

マネージド ID は、Azure Active Directory (Azure AD) で自動管理される ID を Azure サービスで使用できるようにする機能、 Azure Cognitive Search でこの機能を使用すると、IDやパスワードなど資格情報が含まれていない接続文字列を使用して、 SQL Database や Azure Cosmos DB Azure 、 Azure Storage のインデクサ(クローラ)がアクセスできるようになります。

Azure Machine Learning

  • MLデザイナ、AUTOMATED ML GA

新しいUIのMLデザイナ、AutoMLがGA、AutoMLは様々なアルゴリズムとパラメーターを試行する多数のパイプラインを並列に作成し、繰り返してくれる機能、一番相性の良いアルゴリズムとパラメータをスコアリングしてくれるので、精度の良いモデルが得られる。

  • Azure RBAC (Role Based Access Control)対応

RBAC対応、これによって例えばワークスペースへのアクセスだけではなく、Aさんは研究者で例えばデータの閲覧はできて、学習モデルの作成はできるが、データ削除はできないなど、細かい調整が可能。

  • Edition統合 :Enterprise Basic関係無く、全機能の利用が可能に

Enterprise Edition ワークスペースで利用できる、セキュリティ回りなどのすべての機能は、Basic Edition ワークスペースでも使用できるようになりました。

Azure Cognitive Services

  • 異常検知サービス Anomaly Detector がGA
  • Metrics Advisor 機能がプレビュー

データから異常値などの検知を行ってくれるサービス、IoTをはじめとした様々な時系列データを適応可能、 Metrics Advisor はAnomaly Detector に追加された新しい機能

MetricsAdvisor1.png
Anomaly Detector

この例では、検出したら自動でインシデントアラートを送るとして、さてそこからが Metrics Advisor の出番

MetricsAdvisor2.png
問題の外れちゃったぜな値

タイムフレームを絞り込み、このデータがインシデントの値であったとして、そこからなぜ外れたのかをドリルダウンして調査する

MetricsAdvisor3.png
ドリルダウンして詳細調査、USが黄色くなってるわぁ

この値のうち、各国から入力されているデータのうち、50%近くがUSからのデータである事がわかる(黄色のサインが出ているのがUS)

MetricsAdvisor4.png
問題だった結果にたどり着く(赤色のサイン

ここから、問題のあるノードに移動するとエッジノードのMySQLのレイテンシが低下しているのでした、という事で素早く原因に至るための調査ができるという仕組み、蛇足だけどもちろん売上とかマーケのデータとかにも使える

  • Spatial Analysisプレビュー

Computer Vision に新しいサービスが追加、いわゆる画像や動画を入力として、空間分析を行う事ができるサービス、Covid19などの感染症対策などにも効果が出せそう。

SpatialAnalysis1.png
Spatial Analysis で空間の中にいる人と距離のカウント

このケースでは、部屋に人数が何人いるかをカウントしている、動画ではそれぞれの人の間の距離も測定している。

動画は以下よりどうぞ
https://youtu.be/n8ixE6ik9zQ?t=408

SpatialAnalysis2.png
Spatial Analysis で枠の中でも大丈夫

このケースでは、指定されたエリア(下の紫の枠)に入っているか、入っていないかによって、待ち行列がどれくらいあるかを測定できている、こちらの動画でもそれぞれの人の間の距離も測定している。

動画は以下よりどうぞ
https://youtu.be/n8ixE6ik9zQ?t=504

  • Decision / Neural Text to Speech コンテナ対応

Cognitive Services は APIに通信が頻繁にできない、もしくは動画など Azure にアップロードすると帯域など負荷が気になる Edge 環境では、コンテナによるデプロイメントがサポートされている。
ラズパイなどの環境にDockerでコンテナをローディングしておけば、あとはローカルで実行可能。

ディープラーニングによってモデルがリフレッシュされた Neural Text to Speech と Decision の中から前述のAnomaly Detector がコンテナに対応

Azure Bot Service / Azure Bot Framework

今年の7月ごろ、Bot Framework を使いこなすというか、Botを作るためのためのテンプレートとか、どうつないでSkillを持たせるとかのサンプルを提供している。

virtualassistant-diagram.jpg
Virtual Assistant Solution Accelerator

EnterpriseAssistantSampleOverview.png
Enterprise Assistant Sample

hospitalitysample-diagram.png
hospitality Assistant Sample

加えて、これらのGitHubで以前から公開されているBot Framework Composer というのがあるのだが、Botのフローをマウスオペレーションで開発する事ができる。ノーコード、ローコードで楽しよう。

ScreenshotComposeroverview.png
Bot Framework Composer

こちらも、ソースコードはGitHubにあるのだが、バイナリも提供されているので、手っ取り早く触ってみるのも良いだろう。

Bot Framework は様々なツールが提供されており、ツールがエコシステム化しているので、目的別にツールの使い方を把握しておきたいところ

詳しくは、俺の駄文より以下の記事がとてもよくできているので、そちらを参照されたし

肝心のアップデートは Bot Framework Composer を使って、Virtual Assistant Solution Accelerator(前述)のスキルがローコードになったよ!というのと、Power Apps の Power Virtual Agent でもこのスキルが使えるようになるよとの事、Power Apps との連携だと完全にノーコード、ローコードで Bot が作れるので、非常に便利なツールになりそう。

  • Azure Bot Service – Alexaチャネル追加

Azure Bot Service 主にBotとチャットベースのサービスと連携する事で、都度クライアント事に対応しないでも良いようにする仕組み。

これに、Alexaのチャネルが追加されましたという話。今では、LINE,Facebook,Slack,Telegram,Twilio,WebEx,WhatsApp,Zoomなどの主要チャットサービスと連携が可能、複数チャットプラットフォームに容易に対応ができるようになるだろう。

最後に

超適当に書いているので、間違いあったら指摘してね。
気が向いたら次を書く予定

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