はじめに
Unityでタッチイベントなどモバイルデバイス特有のイベントを確認する際、毎回ビルドしていたのですが、面倒なので他に方法がないか探していたら便利な機能がありましたので紹介します。結論、Unity Remote 5というアプリを使用します!Unity Remote 5は、Unityエディタ上で開発しているアプリを、モバイルデバイスでリアルタイムにプレビューするための非常に便利なツールです。これにより、開発者はコードを書き換える度にアプリをビルドすることなく、デバイスの実行環境での挙動を確認することができます。この記事ではUnity Remote 5の基本的な使い方を紹介します。
Unity Remote 5の使用手順
- Google Play StoreまたはApple App Storeから「Unity Remote 5」を検索し、モバイルデバイスにインストールします。
- Unityエディタを開き、Edit > Project Settings > Editorを選択します。
- "Unity Remote"セクションを見つけ、"Device"を"Any Android Device"または"Any iOS Device"に設定します。
- モバイルデバイスをPCに接続します。
- Androidの場合は、開発者設定からUSBデバッグを有効にします。
- モバイルデバイスでUnity Remote 5アプリを起動します。
- Unityエディタ上でシーンを開き、通常通りPlayボタンを押します。
- モバイルデバイス上でリアルタイムプレビューが表示され、タッチイベントなどのデバッグができます。(表示されない場合は、Unity側のプロジェクトを再起動すると表示されるようになります。)
注意点
Unity Remote 5はプレビュー専用であり、最終的なビルドとしては使用できません。
高度なグラフィックスや処理を含むプロジェクトの場合、パフォーマンスに差が生じる可能性があります。
リアルタイムプレビューは便利ですが、最終確認は実際のデバイスでビルドを行うことをお勧めします。