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3 step wallet を作成した話 設計図編(製作者の思い)

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エンジニアじゃないけどアプリが作りたかった

こんにちは。まつもとかづまさと申します
僕はこの記事を書いている現在は障害者支援施設で支援員として働いています。

今回は3 step wallet という知的障がいの方でも「暗号通貨決済をできるようにする」という目的で作成したアプリの話です

3 step walletはこちら

今日の記事の流れ

スクリーンショット 2018-10-02 21.18.30.png

3step walletの作成のテーマがあります

まずその1
スクリーンショット 2018-10-02 21.20.08.png

これは知的障がいの人を支援してきた経験から思いついたのですが、みんながみんな文字を読めて、理解できるという世界にいなかったからこそ、この発想になったんだと思います。

逆に言い換えるならば文字を使わない直感的な操作のみで決済を済ませるという買い物ってそういうものだったよね。という観点で作っています。

その2
スクリーンショット 2018-10-02 21.23.34.png

自閉スペクトラム症を持っている方でよく聞くそして支援中に体験する話として、「こだわりが強い」ということがあります。話や経験談から一つのことに固執するや様々な表現方法がありますが、僕が支援中に自閉スペクトラム症の方で服薬の方法を一から全て変えることができたことがあったんです。

「始まりから終わりまで全て提示してあげるとその方法を変化させることができる」

この経験を元にこだわりが強いのではなく、条件分岐がとても苦手ではないのだろうか?その式をif文を使わずに最初から最後まで提示してあげると新しいことでも達成できるのでは?という仮説のもと作成しています。

なのでエンジニアのみなさん様々な選択肢を提供できるアプリもいいですが、こういった選択肢の極力ないアプリもユーザー数が低いかもしれませんが開発していただけるとありがたいです。

その3
スクリーンショット 2018-10-02 21.29.33.png
障がいを抱えると後見人をつける方も多いです。
そういった方は大きな買い物をする際は後見人の許可を得る必要があります。
(本人のみの購入は可能であるが、後見人が契約自体をなかったことにできるので店側はとても不利になります)

そこでマルチシグを用いた決済という方式をとっています。

その4
スクリーンショット 2018-10-02 21.33.33.png
複雑すぎるという言葉はその人の処理能力によって変わります。僕が目指したのは比較的操作工程が短く、決済ができるというアプリを目指しました。
ぜひ一度体験していただいて欲しいと思います。
3 step walletはこちら
githubはこちらです。

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