概要
タイトルのようなメールがGoogleから届いてアプリの修正が必要になった時、つまづきやすいポイントを共有します。
本文
Target API Level
UnityのProjectSettingsを開いて、Player > Target API Levelの部分をGoogleから指示のあったAPIレベルまで引き上げます。
Unity2022.3でAPI Levelに34を指定しても内部的に36が指定されるバグがあるようです（新しいバージョンでは解決済み）。もしこのバグに引っかかった場合はこの先に書いてあるSDK34の設定が終わった後「Automatic(highest installed)」を選択することでAPI Level34としてビルドすることができます。
https://forum.unity.com/threads/update-android-sdk-36.1447801/
試していませんが、直接ProjectSettings.assetのAndroidTargetSdkVersionを36から34に書き換えても解決できるようです。
https://issuetracker.unity3d.com/issues/android-unity-prompts-for-an-update-to-api-level-36-when-api-level-34-is-used-to-build-for-android
ビルド
いざビルドする時、スクショのようなエラーが出ることがあります。「Update Android SDK」を押すとほぼ自動で解決してくれますが、上手くいかなかった場合はAndroidStudioを使って解決することもできます。
AndroidStudioでSDKを取得する
起動画面でSDK Managerを選んで
目的のSDKを探して、インストールされてるか確認します。Not installedだった場合はチェックを入れてApplyすることでダウンロードされます。
その次に同じ画面のAndroid SDK Locationに書かれているフォルダの場所を開くと「android-34」みたいなフォルダがあるのが確認できると思います。
次にUnityに戻ってPreferences > External Tools > Android SDK Tools installed with Unityに書かれたフォルダ位置を参考にフォルダをたどります。
そのフォルダに、AndroidStudioでダウンロードしたSDKをフォルダごとコピーします。
ここまで準備すると、さっきのビルドエラーは出なくなると思います！
上手くいったか確認
GooglePlayConsoleでApp Bundleをアップロードした後「対象SDK」がGoogleに指定されたものに更新されていたら完了です！
ちなみにGooglePlayからの「ポリシーに関する警告」は場合によって変わると思いますが、リリース後一日経ってから解除されるようです。
補足
参考にさせていただいたサイト
【Unity】Androidアプリで「APIレベルを上げてください」と怒られた時の対処法