概要

gkeepapiを使いKeepのオブジェクトを取得する方法について調査した。
理由はGoogleKeepは一覧性が乏しく、タイトルとノートの一覧を取得しかった。

gkeepapiとは

Google非公式のAPI。Pythonで記述しKeepの情報を取得できる。認証はgpsoauthのライブラリを利用している。
公式ではエンタープライズ向けのみで一般ユーザーへAPIを提供していない。

準備

pip install gkeepapi

コード

import gkeepapi
import json

# Googleアカウント情報(Gmailアドレスとパスワード)の指定 
credential_path = 'C:\\xxxxxxxxxxx\\gcredential.json'
credential = json.load(open(credential_path))
email = credential["email"]
password = credential["password"] # ドキュメントではアカウントの二段階認証を有効にし、アプリパスワードの設定を推奨

# インスタンスの生成
keep = gkeepapi.Keep()

# 認証
keep.login(email, password)

# ノートの取得(ノートの作成順に)
gnotes = sorted(keep.all(), key=lambda x: x.timestamps.created)

# コンソールへ表示
for gnote in gnotes:
    print("Created timestamps: " + gnote.timestamps.created.strftime('%Y-%m-%d %H:%M:%S'))
    print("id   : " + gnote.id)
    print("Title: " + gnote.title)
    print("Text : " + gnote.text)
    print("-------------------------------")

gcredential.json

{
    "email": "user@gmail.com",
    "password": "password"
}

備忘

少し気になる点や調査不足の備忘

プライバシーポリシーがドキュメントに不明記で、セキュリティ面の問題がないか気になる。
ログイン失敗時に警告が来ない理由が不明。UIからのログインでは、失敗時にGoogleからの警告メールやプッシュ通知が来るので、APIでも同じく警告が来るのではと考えていた。
gpsoauthなどのOAuth認証についての理解が浅く勉強が必要と感じた。