【初心者向け】Anaconda環境のJupyter Labで、自動補完機能を追加する方法
Anacondaを使用してPythonの開発環境を構築している場合、Jupyter Labは非常に便利なツールの1つです。既に主要のモジュールがインストールされており、よく比較されるGoogle Colabratoryのように毎回pipでインストールする必要がなくて楽です。 しかし、デメリットとしてデフォルトの設定では自動補完機能が有効になっていません。
一方で、Google Colabratoryはコードの自動補完機能がついており、Jupyter Labよりもコードを記述するのが楽です。というか主要なコードエディタには自動補完機能があります。
そんな自動補完機能、Jupiter Labでも使いたいですよね?
この記事では、Anaconda環境のJupyter Labで拡張機能を用いた自動補完機能を追加する方法について解説します。
前提
- Anacondaがすでにインストールされていること
- Jupyter LabがAnaconda環境内で使用可能な状態であること
手順
最初にすること
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Anaconda Navigatorを開き、Jupyter Labを起動します。
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Anaconda Navigatorからコマンドプロンプト(Anaconda Prompt)を開きます。
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コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Jupyter Labの拡張機能の前提として、Node.jsをインストールします。
conda install -c conda-forge nodejs
これで拡張機能を追加する準備が完了しました。次は Jupiter Labでの作業です。
拡張機能の入手
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検索ボックスで「kite」と入力します。
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インストールする際に「pip ~」という注意が出るため、その「pip ~」以下をコピペしてコマンドプロンプトで入力し、インストールします。
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Jupyter Labを閉じて、再度起動します。
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新しいノートブックを作成し、Pythonコードを入力して自動補完機能が正常に動作するか確認します。
これで、Anaconda環境のJupyter Labで自動補完機能が利用可能になりました。
ちなみに「jupyterlab-lsp」という自動補完機能の拡張機能がありますが、「jupyterlab-kite」の方が完全に自動でコードを補完してくれるためオススメです。
Pythonの開発効率が向上し、コーディング作業がよりスムーズになるでしょう。