はじめに
Cloud9の環境を立ち上げておいてください!
環境構築を完了させることに焦点を当てているため、コマンドの意味については細かく触れませんが、今後のためにわからない方はご自身で調べてみることをお勧めします!
yumのアップデートを行う
cloud9の画面に表示されているbash(ターミナル)を使っていきます。
まずcloud9のパッケージ管理ツールであるyumのアップデートから行いましょう。
下記のコマンドを実行します。
$ sudo yum -y update
最後の行に「Complete!」と表示されていれば大丈夫です。
AmazonLinuxにはPHPがデフォルトで入っているのですが、一応バージョンを確認しましょう。
PHPのバージョンを確認する
$ php -v
これでPHPのバージョンが表示されます。最新のものになっていたらいいのですが、古いバージョンの場合はアップデートしましょう。
ちなみに現時点の最新のものはPHP7系になりますが、僕の時は最新のものになってました。
バージョンアップが必要な方は以下のQiita記事などを参考にしてください。
https://qiita.com/kidatti/items/2d6a4a24f89dc71eb66e
必要なモジュールをインストールする
PHPパッケージの中に必要なモジュールが入っているか確認しましょう。
以下のコマンドを実行します
$ php -m
モジュールのリストの中に、mbstring、pdo、mysqlndが入っていればOK,入っていないものがあればインストールしていきます。
例えば、mbstringが入ってなかった場合はまずは以下のようにコマンドで、インストールするモジュールの名前を一応確認しておきます。
$ sudo yum list | grep mbstring
次に、実行結果の中から「php-mbstring」の文字列をコピーして、下記のようにペーストして実行しましょう。
$ sudo yum -y install php-mbstring
pdoやmysqlndがなかった方はmbstringの部分を書き換えればOKです。
Laravelのパッケージ管理ツールをインストールする
コンポーザーというLaravelのパッケージ管理ツールをCloud9環境にインストールしていきます。
以下のコマンドを実行しましょう。
$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
これでコンポーザーの実行ファイルがインストールされているはずです。確認のため以下のコマンドを実行しましょう。
$ ls
「composer.phar」というファイルがあればちゃんとインストールされています。
次に、どこでも使えるようにするために、ローカルにファイルを移動させましょう。
以下のコマンドを実行します。
$ sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer
では、コンポーザーを実行してみます。
$ composer
これでコンポーザーがインストールされました。しかし、全てのファイルがインストールされていない可能性があるため、以下を実行してアップデートします。
$ composer update
Laravelを起動する
Laravelアプリを作成するために以下のコマンドを実行します。
「my-laravel」の部分はアプリ名のため、ご自身の好きなものに変更してOKです。
「"5.5.*"」の部分はLaravelのバージョンを示しているため、希望のバージョンに変更していただいてOKです。
$ composer create-project laravel/laravel my-laravel "5.5.*" --prefer-dist
作成が終わったら、以下のコマンドを実行してご自身のつけたアプリ名が表示されるか確認します。
$ ls
しっかり入っていればOKです。では、ディレクトリを移動します。
※ここでも「my-laravel」のところはご自身のアプリ名を入力します。
$ cd my-laravel
ディレクトリの中身を確認してみましょう。
$ ls
「artisan」というのがあることを確認したら、次のコマンドを実行します。
$ php artisan key:generate
```
そして、下記のコマンドを実行します。
```
$ php artisan serve --port=8080
```
これで、Cloud9のツールバーにある「Preview」から「Preview Running Application」でLaravelが起動できれば完了です。
お疲れ様でした!!