メールのプロトコル
##SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
メール送信に用いられるプロトコル。
TCPポートの25番を使う。
SMTPが使われるのは、
- 「メール送信者のPC」→「送信側のメールサーバ」
- 「送信側のメールサーバ」→「受信側のメールサーバ」
##POP(Post Office Protocol)
メール受信に用いられるプロトコル。
「メールソフト主導型」。メールサーバから、メールをPCにダウンロードする。
##IMAP(Internet Message Access Protocol)
メール受信に用いられるプロトコル。
「サーバ主導型」。メールボックスをサーバの方に保管する。
PCのメールソフトで表示するときは、サーバに置かれたメールボックスを表示する。
#メールの構成
1通のメールは、**「エンベロープ(封筒)」と「メールデータ」**から構成される。
##エンベロープ(封筒)
宛先を「MAIL TO:」で指定し、発信元を「RCPT FROM:」で指定する。
##メールデータ
メールデータの構造
DATAコマンドからドット(.)だけの行までの間がメールデータ。
**「ドット(.)だけの行」がくると、その行を「メールの終端」**として判定する。
そのため、メールの本文中に「行頭がドット(.)」となっている行は、**先頭をエスケープ(..)**する必要がある。
メールデータは更に、**「メールヘッダ」と「メールボディ」**に分かれる。
###メールヘッダ
メールヘッダとは
メールヘッダの一覧
メールの宛先や差出人の名前といった「メール本文以外の情報」が書いてある場所。
代表的な項目として、以下が含まれる
Return-Path
Return-Path【メールヘッダ】
きちんとメールをお届けできなかった際の返信先(連絡先)を指定する場所が「Return-Path(リターン・パス)」
Message-ID
Message-ID
Message-ID - 通信用語の基礎知識
「メールを識別するための番号」で、必ず一意になる。(CC、BCCで送られたメールは同じ番号になる)
一般的な方法では、あるホストで一意に決まる英数字(ユーザー名や日付/時刻など)の羅列、@、ドメイン名やホスト名、という形に生成する。
最大文字数は「995文字」らしい。(Message-IDをDBに保存する際の考察)
Reply-to
Reply-to
Reply-to - 通信用語の基礎知識
「送信したメールの返信先アドレス」を指定する。
In-Reply-To
In-Reply-To
In-Reply-To - 通信用語の基礎知識
あるメッセージに対する返信を書く時に元のメッセージを識別するためのヘッダ。
元メッセージのMessage-IDが格納される。
References
References
References - 通信用語の基礎知識
あるメッセージに対する返信を書くとき、「元になったメッセージを識別する」ためのヘッダ。
元メッセージのMessage-IDのほか、元メッセージが何かの返信である場合はそのMessage-IDも書かれる。
In-Reply-Toとは異なり、スレッドを示すためのヘッダといえる。
多くのメーラーでは、この値を用いてスレッド表示を行う。
###メールボディ
「本文」や「添付ファイル」の情報が入っている部分。
その他ワード
キャリアブロック
キャリアブロック(受信ブロック)
一度に大量の配信を行ったり、エラーメールアドレスを多く含む配信を行うと、迷惑メールと判断され、配信元サーバからメール配信をブロックされることがあります。
PopServer:受信メールサーバー
PopPort:ポート
UserName:メールアドレス
Password:パスワード
PopType:タイプ(Apop または Pop)
#参考URL