はじめに
この度、文系未経験でAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトに約1ヵ月で合格することができました!
同じように未経験でこの資格に挑もうと考えている方の役に立てばと考え、この記事を書かせていただきました。
少しでも勉強中の方の参考になれば幸いです!
学習前提
2024年4月に新卒(文系未経験)としてIT業界へ
→AWS CLFを5月に取得(約1週間学習)
→約1ヶ月AWS学習から離れたのち、SAAを7月に無事取得(約3週間学習)
学習の流れ
学習の流れは以下の流れで行いました。
1.教科書によるインプット
2.Ping-tによるアウトプット(分野別問題)
3.Ping-tによるアウトプット(試験レベル問題)
以降では、それぞれの学習中、自分が意識していた事、その理由と効果についてまとめました。
1.教科書によるインプット
書籍:AWS教科書 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト テキスト&問題集
意識していた点
・大まかに各サービスを理解し、アウトプットに移る
大まかに各サービスを理解し、アウトプットに移る
これを意識していた理由としてはインプットを重視すると、試験にはあまり出ない所を無駄に覚えすぎてしまい、必要以上に学習時間を取ってしまう可能性があるからです。
またアウトプットした方が記憶に残りやすいと考えているからです。
その理由としては、一般的に下の図のようなことが言われているからです。
この図は下の階層に行けば行くほど、アウトプットをする学習方法になり、それに伴い定着率がどれほど上昇するかを示しているものになります。
学びのアウトプット施策によって、より効果的なe-learningツールの活用促進をしましょう より引用(最終閲覧日2024年7月23日) https://hodai.globis.co.jp/corporation/success/tips/bacic_output/
ではなぜ最初からアウトプットでの学習をしないのかと言うと、実は最初、本を読まず問題演習によるアウトプットから学習に取り掛かりました。
ですが解説を読んでも分からない用語があまりに多く、学習が楽しくなくなってしまいました。
その後、一度本を大まかに読み全体像と、各サービスに関して学びました。
なので最初のやる気が下がってしまう状況を避けるためにも、軽くでいいのでインプットをしておくことが大切と感じたからです。
効果
必要最低限のインプットの量で効率的にアウトプットによる学習に移行することができました。
その結果、試験勉強時間の短縮につながったと考えます。
2.Ping-tによるアウトプット(分野別問題)
Webサービス:Ping-t
この教材は各サービスの分野別問題(485問)と試験レベル問題(245問)を無料で解くことができます。
かつ解説に用いられている図がとても丁寧なところも良いところだと感じました。
意識していた点
・とにかく問題数をこなすこと
・何が分かったら解けていたのかを自分なりの言葉でまとめること
とにかく問題数をこなすこと
これを意識した理由としては、分野別問題は試験レベルよりサービスの基礎が問われるので、問題数をこなし、各サービスに出会う回数を増やすことで記憶の定着を狙っていました。
しかし見たことのある問題を短期間にやりすぎると、問題の文章の雰囲気で解答できるようになってしまいます。
なので分野別問題(485問)の中からランダムで20問などを選択し、問題に取り組み続けました。
何が分かったら解けていたのかを自分なりの言葉でまとめること
確かにPing-tの解説は図も丁寧でわかりやすいです。
しかしそれをさらに自分なりの言葉でまとめると、まとめるために考えた分だけ記憶に残ると考えます。
なのでまとめる工程自体が大切なので私はまとめたのもなどを後で見返しませんでした。
効果
とにかく問題数を多くこなすことで、学習している感も得やすく、非常にスムーズに学習を進めることができました。
かつ自分の言葉でまとめることで、苦手な問題に対しては多少時間を割いて学習しているため、分野ごとの知識のむらを防ぐことができたと考えます。
試験レベル問題以降の目安
分野別問題の中からランダムで20問を何回か行い、9割(18問程度正答)が安定してきたら試験レベル問題に移行しました。
3.Ping-tによるアウトプット(試験レベル問題)
意識していた点
・問題文をそのまま理解しようとしない
・解答のテンプレートを作成していく
問題文をそのまま理解しようとしない
正直、未経験の自分にとって何が言いたいのかわからないことなが問題文中に含まれることはよくあります。
ですが問題文には正解に関係の無い、難しい言葉が設問に含まれていることがあります。
なのでそれらの言葉に惑わされ解答時間や解く意欲が無くならないようにする必要があります。
なので難しい言葉を気にせず、設問中で満たすべき要件などをヒントとして取り出すと解きやすくなると考えます。
解答のテンプレートを作成していく
先ほど文中のヒントを取り出すと解きやすくなると書かせていただきました。
しかしその為にはヒントをヒントであると判断できる必要があります。
なので以下のキーワードが問題文に含まれると、次のものが正解に含まれる傾向にあるというテンプレートを作成する意識を持ちながら学習を進めました。
実際に自分が勉強中にまとめていたテンプレートを例として下にまとめました。
問題文中に含まれるキーワード | 正解へのヒント |
---|---|
トラブルシューティング | X-Rayが解答に含まれがち |
疎結合(デカップリング) | ファンアウト(SNS→各SQS)の構成にしがち |
音声をテキストに変換 | Amazon Transcribeが解答に含まれがち |
認証情報を自動ローテーション | Seacret Managerが解答に含まれがち |
効果
自分でテンプレートを作成することで、文中のヒントを有効活用することができました。
試験レベル問題を解き始めたときは正答率30%程度だったが、試験当日は問題文の不必要な部分に惑わされず、行いたいことを理解し正答率79%で合格することができました。
試験合格の目安
試験レベル問題からランダムで10問出し、正解率が90%に安定すれば合格できると考えます。
一見合格最低点に比べ高い基準の様に感じられますが、見たことあるような問題ばかりが後半出てくるようになるため、この基準で問題ないと考えます。
余談
勉強中の意識ではないのですが、受験日は少し間に合わないかもしれないという日程に設定することがお勧めです!
理由としては余裕を持ちすぎた日程に設定してしまうと、モチベーションの維持が困難。かつ細かなところまで学習したいという気持ちゆえ、全体的に学習することが難しくなると考えるからです。
まとめ
短期間でも、早いサイクルで問題を回せば知識が定着し、問題が解けるようになる。
この記事を通じて少しでもお役に立てればと考えています。
AWS SAAに向け学習されている方が無事合格されることを祈っております。