ebayのカードカテゴリ商品のコンディション設定について #Ruby

はじめに

eBayにおいて、カードカテゴリに商品を出品する際には通常のコンディション設定（newやusedなど）とは異なり、カードカテゴリ特有のコンディションとそれに付随する情報を設定する必要があります(設定しないと出品できないです)。

この記事では、対象となるカテゴリやコンディションの設定方法、そしてそれに関連するテーブル構成について簡単に説明します。

対象カテゴリ

通常とは異なる設定が必要になるカードカテゴリは以下の3種類です。

・Sports Memorabilia, Cards & Fan Shop > Sports Trading Cards > Trading Card Singles (CategoryID: 261328)
・Collectibles > Non-Sport Trading Cards > Trading Card Singles (CategoryID: 183050)
・Toys & Hobbies > Collectible Card Games > CCG Individual Cards (CategoryID: 183454)

設定するコンディション

上記カテゴリで設定できるコンディションは以下の通り。

・Graded（ID:2750、鑑定機関による鑑定済み）
・Ungraded（ID:4000、鑑定無し）

各コンディションに対する付加情報(ConditionDescriptor)

上記コンディションに対して必須となる付加情報は以下の通り。
※GradedとUngradedで異なります

【Graded（ID:2750）】
・Professional Grader (ID:27501)
・Grade (ID:27502)

【Ungraded（ID:4000）】
・Card Condition (400010)

GradedのProfessional GraderやGradeの種類は多岐に渡るためこちらの記事をご参照ください(とてもわかりやすく私も参考にさせていただきました)。

テーブル構成

テーブル構成は以下の通りです。

【categoryテーブル】
・CategoryID (Primary Key)
・CategoryName

【professional_graderテーブル】
・GraderID (Primary Key)
・GraderName
・GraderValue

【gradeテーブル】
・GradeID (Primary Key)
・GradeName
・GradeValue

【category_professional_graderテーブル(中間テーブル)】
・CategoryID (Foreign Key references category)
・GraderID (Foreign Key references professional_grader)

【professional_grader_grade テーブル (中間テーブル)】
・GraderID (Foreign Key references professional_grader)
・GradeID (Foreign Key references grade)

各categoryに対して複数のprofessional_graderが存在し、
各professional_graderに対して複数のgradeが関連付けられている多対多の構造となっています。

リクエスト方法

コンディション設定のリクエストは、XML形式で以下のように行います(本記事の内容部分のみ抜粋)。

request.xml

<Item>
　<PrimaryCategory> 
　　<CategoryID>183050</CategoryID>
　</PrimaryCategory>
　<ConditionID>27501</ConditionID>
　<ConditionDescriptors>
　　<ConditionDescriptor>
    　<Name>27501</Name>
    　<Value>275010</Value>
　　</ConditionDescriptor>
　　<ConditionDescriptor>
   　 <Name>27502</Name>
    　<Value>275022</Value>
　　</ConditionDescriptor>
　</ConditionDescriptors>
</Item>

この例では、
・categoryが Trading Card Singles（カテゴリID: 183050）
・conditionがGraded（ID: 27501）
・Gradedコンディションに対してConditionDescriptorというタグでProfessional Grader (PSA(Name:27501 Value:275010))と、Grade(9(Name:27502 Value:275022))を指定しています。
・Gradedの場合はConditionDescriptorsタグの中にConditionDescriptorタグを複数記載する形となっています（Add_itemのドキュメントにはConditionDescriptorsの中のリクエスト方法が詳しく書かれていなかったので参考になれば幸いです）。