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JR東日本トレインシミュレータでトレインシミレーター マスターコントローラー2を使う

Last updated at Posted at 2025-03-07

JR東日本トレインシミュレータのDLCにシミュレータに2ハンドルマスコンの古い車両が投入されたのでちょっと2ハンドルマスコンも試してみたくなり、オークションでトレインシミュレーター マスターコントローラー2のジャンク品を落札してみた。

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25年前にポニーキャニオンから数量限定で販売されたこのマスコン、なんとも時代を感じさせる製品で、なんとPCとの接続はシリアル接続!
で、一応USB接続もできるようにと音楽館(音楽じゃないじゃん!w)さん販売のシリアル←→USB変換ケーブルも付いていたんだけど、これもチップがPL-2303の古いバージョンで、今のWindowsじゃ動かんやつ。
まあ、これはネットから古いバージョンのチップ対応のドライバを落としてきてインストールすれば動くのでなんとかなった。
そんなこんなでソフトウェア周りの設定を終わらせて繋いではみたが、マスコンのレバーを動かしても反応せず…
まあジャンク品だし、そんなものだろうなとバラしてみたら、外見のボロボロ加減に比べて内側は意外と綺麗。
で、色々と調べてみたらレバーのポジション検出を行うフォトインタラプタの発光素子と受光素子が少し曲がっていたので調整したらとりあえず全ての機能が完動した!

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付属のシリアル<->USB変換ケーブル(音楽館さん販売らしい)に使われているチップPL-2303がWindows 11で動かない件についてはTsSoftwareさんのページで古いバージョンのPL-2303チップの使い方とデバイスドライバを見つけたので、これを活用させて頂いた。

新しいPL-2303チップセット用デバイスドライバーのアンインストール

もしシリアル←→USB変換ケーブルをすでにWindows PCに繋いでしまっていたり、他のシリアル←→USB変換ケーブルを繋いだことがあると新しいPL-2303チップ用デバイスドライバーがインストールされてしまっています。
このような場合にはWindowsのデバイスマネージャーで調べると、以下のスクリーンショットのように古いPL-2303チップを使っているケーブルがエラー⚠️が出て使えない状態となっているはずです。

スクリーンショット 2025-03-07 10.38.02.png

このような場合には、まずはインストールされてしまった新しいバージョンのデバイスドライバーを削除します。
デバイスドライバーを削除するにはシリアル←→USB変換ケーブルを繋いだ状態でデバイスマネージャーを起動し、デバイスの一覧から該当のデバイス(⚠️Prolific USB-to-SERIAL Comm Port)を選び、マウスやトラックパッドの副ボタンでコンテキストメニューを表示し、「デバイスのアンインストール」を行います。

スクリーンショット 2025-03-07 9.34.24.png

「このデバイスのドライバーを削除しようとしました。」をチェックして「アンインストール」
スクリーンショット 2025-03-07 9.35.00.png

古いPL-2303チップセット用デバイスドライバーのインストール

新しいバージョンのデバイスドライバーのアンインストールが終わったら、まずはPCに接続しておいた「シリアル←→USB変換ケーブル」を外してから先ほどのTsSoftwareさんのページからダウンロードした古いバーjとんファイルのデバイスドライバーのインストールプログラム(pl2303_prolific_driverInstaller_v130.zip)を「すべて展開」し、

スクリーンショット 2025-03-07 9.44.59.png

展開したフォルダの中にあるインストーラーPL2303_Prolific_DriverInstaller_v130.exeをダブルクリックして実行します。

スクリーンショット 2025-03-07 9.45.31.png

古いバージョンのデバイスドライバーのインストールが完了したら、一旦PCを再起動してから先ほどPCから取り外したシリアル←→USB変換ケーブルを繋いでみましょう。
デバイスマネージャーで以下のようにエラーの表示⚠️なく接続したデバイス(Prolific USB-to-SERIAL Comm Port)が表示されていればインストールは成功です。

スクリーンショット 2025-03-07 9.46.59.png

仲介ソフト(ConToJREts)のインストール

ちなみにジャンク品なので元々の製品に付属していたはずのマニュアルやデバイスドライバー、起動プログラム?の入ったCD-ROMは付属せず「これはシリアルからの出力を見て、自分で駆動用のアプリ書かなやだめかな?」と思ったら、世の中にはそんなアプリも用意してくれる奇特な方もいるようで、サハ209さんがConToJREtsという素晴らしいソフトウェアを開発してくださっていたのでこれを使わせて頂きました。

サハ209さんのConToJREtsのページからConToJREtsをダウンロードし、これを「全て展開」します。

スクリーンショット 2025-03-07 10.33.51.png

展開したフォルダの中にさらに「ConToJREts」というフォルダがあるので、これをダブルクリックで開き、
スクリーンショット 2025-03-07 10.34.50.png

そこに含まれているアプリケーションConToJREts.exeをダブルクリックすればConToJREtsが起動されます。
スクリーンショット 2025-03-07 10.35.08.png

ConToJREtsアプリケーションが起動してダイアログが表示されたならば、コントローラーの種類(Controller)や運転する列車の種類(Car Type)を自分の環境に合わせて選び、マスターコントローラー2が接続されているポート(Poer)の選択をデバイスマネージャーでProlific USB-to-SERIAL Comm Portの右端の括弧内に表示されていたCOMポートに合わせて「接続」をクリックすればプログラムの実行が始まります。

スクリーンショット 2025-03-07 10.45.32.png

上記ConToJREtsPortの設定をデバイスマネーで表示されたものに合わせる
スクリーンショット 2025-03-07 11.18.25.png

「接続」をクリックして「接続完了」が表示されたら、あとはそのままConToJREtsのプログラムは実行したままでJR東日本トレインシミュレータを動かせばマスターコントローラー2での運転が楽しめるはずです。
スクリーンショット 2025-03-07 10.45.45.png

では、良い週末を!

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自分はオリジナル(2ハンドルマスコンに付属のCD-ROM)のソフトウェアを見たことがないので、それを使った際にJR東日本トレインシミュレータがどのように動くのか?は判りませんが、このサハ209さんのConToJREtsではどうやら2ハンドルマスコンからシリアルポート経由で送られてくる情報を受け取って、それをJR東日本トレインシミュレータをキーボードで操作する際のキーコードへと変換してキーボードからの入力をシミュレートしてくれるもののようです。
まだサクッと試運転した程度で詳細は判りませんが、GitHubにもConToJREtsのソースコードが置かれているようなので、そのうち暇をみて解析してみようかな?と…

その後…

20年以上前の古い製品だけあり、中を開けたら機械的稼働部分の潤滑のためのグリスも固まってしまい、各部の動きが固かったのでプラスチック用グリスを購入して稼働部分に塗布してみたら、力行ハンドルやブレーキハンドル、硬すぎて回らなかった各種ハンドルのクリック段数切り替えダイヤルなどもスムーズに回るようになった。

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ブレーキハンドルのゴム部分もゴム製品の補修剤で補修してみたけど、これは仕上がりはイマイチ
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さて、どうなることやら?

このマスコン、結構場所をとるので仕事の時とかに外してどこかに避けておくと家人に邪魔にされるので、家に置いておくのは諦めてオークションにでも出して手放そうとも思うのだけど、見てのとおり、古いタイプの車両の運転席にはこのマスコンがぴったりフィットなわけで、まだ短い付き合いではあるけれど、こいつを手放すのは辛いな〜

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