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Milk-v Duoのクロスコンパイル環境をWSL上に作成して、Gitで公開されているプログラムを動かしてみる

Last updated at Posted at 2023-12-01

はじめに

秋葉原ロボット部の有志で、Milk-v duoを購入し、個々人が様々な実験を行って、勉強会内で報告しています。

Milk-v Duoは9ドルのrisc-vコンピュータとして知られています。
ハードウェアは以下の通りです。

  1. CPUはCVITEKのCV1800B (C906@1Ghz + C906@700MHz)
  2. 最高1 GHzで動作するデュアルRV64コア
  3. 64 MBのラム
  4. オプションのアドオンボードを接続すると10/100Mbpsの速度でイーサーネットに接続可能

Milk-v Duo用のクロスコンパイル環境構築

本稿では、windows10上のWSLで動作するubuntu22.04を使用しています。
最初にクロスコンパイルに必要なツールをインストールします。

 $ sudo apt-get install wget git make

次に、今回用いるプログラムのソースコードをダウンロードして、コンパイル環境を作成します。

 $ git clone https://github.com/milkv-duo/duo-examples.git
 $ cd duo-examples
 $ source envsetup.sh

「source envsetup.sh」のスクリプトが終了するまで、時間がかかります。
 無事終了すると、WSLのコマンドプロンプトが表示されます。

「Hello world」をコンパイルして実行する

$ cd hello-world
$ make

新たに生成したファイルのうち「helloworld」というファイルをMilk-v Duoに転送します。

$ scp helloworld root@192.168.42.1:/root/

Milk-v Duo上で

[root@milkv-duo]~# chmod +x helloworld
[root@milkv-duo]~# ./helloworld

Hello, Wolrd!

無事動きました。

自作プログラム作成の段取り

  1. 例えば「my-project」のようなディレクトリを作成
  2. 「duo-exapmles」内の「blink.c」と「Makefile」を「my-project」 へコピー
  3. 「blink.c」を自分のプログラム名、例えば「gpio_test.c」に変更
  4. 「Makefile」内の「TARGET=blink」を「TARGET=gpio_test」に修正
  5. 「gpio_test.c」を目的のコードに修正
  6. makeする。
  7. 生成した「gpio_test」実行ファイルをDuoに転送して実行

おわりに

Milk-vのgithubサイトで公開されているプログラム例は少数ですが、多くの方々が自作のプログラムを公開しています。
「Milk-v Duo」、「c language」等のキーワードで検索して見つかるソースファイルを参考に、みなさんも、自作のプログラムを紹介してはいかがでしょうか。

参考url:https://github.com/milkv-duo/duo-examples

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