はじめに
電子工作を続けていると、スルーホール部品ではなく、表面実装はんだ付けを行う機会が増えてきます。
初心者は、入手した基板と回路図だけではどの大きさのチップ部品を使用するかの判断に戸惑います。
そこで、表面実装はんだ付けトレーニングキットです。
表面実装はんだ付けトレーニングキット
Amazonなどで、「表面実装」、「SMD」、「はんだ付け」などのキーワードで検索するといくつか見つかります。
私は、次のキットを使用しました。
Generic-SMDコンポーネント溶接練習ボードはんだ付けスキルトレーニングキット
Generic(ジェネリック)との記載からわかるように、特許が切れているのか、複数の同様なキットが公開されています。
このキットの良いことは、複数のチュートリアルが公開されてる点です。
参考にしたページ
Instractableに、「SMD Soldering Practice Kit, or How I Learned to Stop Worrying and Love the Cheap Chinese Kit」と題した、回路図、パーツリスト、組み立てて順、はんだ付けの注意点を掲載したサイトがあります。
また、Youtubeには、「SMD Soldering Practice Kit | OOOHH!」と題した、実際にはんだ付けを行っている動画が公開されています。
使用した道具
私は太陽電器産業gootのはんだごてを使用していたので、こて先を「R-48BC」に付け替えました。
ハンダには、0.6 mmの太さのものを用いました。
薄黄色の液体状のフラックスを用いました。
部品運搬のためにピンセットを用いました。
基板上で部品を動かすために、割りばしの先に縫い針を取り付けた道具を用いました。
完成しました。
これらのサイトの情報を事前に確認してからチップ部品をはんだ付けすると、スムーズに作業を進めることができます。
わたしのキットのLEDはすべて赤色で、見本のように様々な色で光ることはありませんでした。
また、写真をよく見てもらったらわかるように、「0402」サイズのチップのはんだ付けの練習は行いませんでした。
写真には、写っていませんが、LEDの向きを間違えて、光らない箇所があります。
裏面は部品の種類と大きさの早見表になっているので、電子工作後も役に立ちます。
おわりに
今回の練習は、MC68000CPUで動作するシングルボードコンピュータを作成するためです。
練習より難易度は高いですが、落ち着いて作業すれば、問題なさそうです。
作製したシングルボードコンピュータの詳細は、また別の機会に紹介します。
上記は、これから作製する基板です。