はじめに
秋葉原ロボット部の有志で、milk-v duoを購入し、個々人が様々な実験を行って、勉強会内で報告しています。
Milk-v duoは9ドルのrisc-vコンピュータとして知られています。
ハードウェアは以下の通りです。
- CPUはCVITEKのCV1800B (C906@1Ghz + C906@700MHz)
- 最高1 GHzで動作するデュアルRV64コア
- 64 MBのラム
- オプションのアドオンボードを接続すると10/100Mbpsの速度でイーサーネットに接続可能
Milk-v duoでpythonを利用する際、pinpongライブラリを介して、センサー類を制御します。pinpongライブラリのディレクトリを見ると、見慣れないボード類用のライブラリが用意されています。
本稿では、handpyについて調べました。
掌控板(handPy)
以下のサイトを見てもらうとわかるのですが、microbitを思い出させる見た目です。
https://labplus.cn/handPy
ESP-WROOM-32搭載で、1.3インチのOLEDディスプレイ、加速度センサ、地磁気センサー、音と照度のセンサー、ブザーが接続されています。
押しボタンが2個、タッチボタンが6個搭載されています。
興味深いのが、端子が「P」、「Y」、「T」、「H」、「O」、「N」を模した形になっている点です。
https://www.dfrobot.com.cn/goods-1902.html
Micropythoに似たmPythonで制御するようです。
プログラミング環境として、
グラフィカルプログラミング環境の「Mind+」、
https://mindplus.cc/en.html
Pythonでプログラミングできる「BXY’s」
https://bxy.dfrobot.com.cn/
が用意されています。
掌控板の利用例
Pythonプログラミング
人工知能
IoT
理科実験用計測
と、主に学校教育に用いられているようです。
https://labplus.cn/handPy
に、利用例の動画が公開されています。