はじめに
秋葉原ロボット部の有志で、milk-v duoを購入し、個々人が様々な実験を行って、勉強会内で報告しています。
Milk-v duoは9ドルのrisc-vコンピュータとして知られています。
ハードウェアは以下の通りです。
- CPUはCVITEKのCV1800B (C906@1Ghz + C906@700MHz)
- 最高1 GHzで動作するデュアルRV64コア
- 64 MBのラム
- オプションのアドオンボードを接続すると10/100Mbpsの速度でイーサーネットに接続可能
Milk-v duoのPythonの利用するPinpongライブラリを利用するボードが複数あります。
今回、CPUにjh7100を搭載したボードである、「StarFive VisionFive JH7100 RISC-V シングルボードコンピュータ」を紹介します。
StarFive VisionFive JH7100 RISC-V シングルボードコンピュータ
https://wiki.banana-pi.org/StarFive_VisionFive_JH7100_RISC-V_Single_Board_Computer
このボードはLinuxが動作する手ごろな価格のRISC-Vボードの第1世代です。
仕様は以下の通り。
スペック | 詳細 |
プロセッサ | -RISC-V SiFive U74 デュアルコア 64-ビット RV64GC ISA SoC、2MB L2 キャッシュ@ 1.0GHz -ビジョンコンピュート用ビジョンDSP Tensilica-VP6@ 600MHz -NVDLAエンジン(設定2048 MACs @ 800MHz) -ニューラルネットワークエンジン (1024MACs @ 500MHz) |
メモリ | 8GB LPDDR4 |
ワイヤレス接続 | -2.4 GHz Wi-Fi (IEEE 802.11b/g/n) -Bluetooth 4.2 (BLE) |
ビデオプロセッサ | -2 x MIPI-CSI (最大4K@30fps), 1 x MIPI-DSI (最大4K@30fps) -1 x HDMI 1.4 (最大1080p@60fpsディスプレイ) -ビデオデコーダ (H264/H265) 最大4K@60fps; 2K@30fpsでのデュアルストリームでコードをサポート -ISPのデュアルチャンネル, それぞれのチャンネルで、最大4K@30FPSをサポート -ISPとAI処理の後のビデオ出力でMIPI-CSI TXをサポート -JPEGエンコーダ/デコーダ |
専用音声処理 | -省電力音声認識 |
DSPとサブシステム | -オンチップオーディオDAC -DMICとAMICをサポート, 最大4チャンネル |
周辺機器 | -4 x USB 3.0ポート -40 GPIOピンヘッダ (28 x GPIO, I2C, I2S, SPI, UART) -ギガビットイーサーネットコネクタ -3.5 mmオーディオジャック(4極ステレオオーディオ出力) -システム起動とデータ保存用マイクロSDカードスロット -TRNGとOTPのサポート -DMAC, QSPIや他の周辺機器をサポート -リセットボタンと電源ボタン |
電源 | -最小 5 V / 1.5 A,-推奨: 5 V / 3 A |
電源接続 | -USB Type-Cポートか40ピンGPIOヘッダ |
大きさ | 100 mm x 72 mm |
ディストリビューションとして、Debianが用意されています。