0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

kazuedaの活動記録2024Advent Calendar 2024

Day 15

MSX0でuZix0.1

Last updated at Posted at 2024-12-14

はじめに

 M5Stackに移植されたMSX0を入手しました。

 MSX0はM5StackCoreに全てのMSXの規格が移植されたもので、動作するMSX2+を持っていない場合、大変便利なガジェットになります。
 この理由は、8ビットCPUで動作するUNIX風OSのFuzixの動作実験をMSXで行いたい時、MSXにはBIOSのライセンス問題があり、実機を持っていない場合は、いろいろと制限のあるC-BIOSを利用することになるからです。
 MSX0を入手することで、BIOSのライセンス問題を気にせずに、MSX環境の動態実験ができるようになりました。
 さらに、MSX0で、NextorROMを使ったハードディスクイメージのサポートが実現しましたので、大容量メディアの必要なイメージファイルの取り扱いも容易になりました。
 Fuzixの先祖の一つであるuzixの動態実験が可能となります。

 本稿の内容は、OSC2024名古屋での「Fuzixユーザーグループ」の展示内容を含みます。

2024年にMSX0でuzixを起動する

 NextorROMに対応したMSX0でのuzixの起動には、フロッピーディスクイメージとハードディスクイメージを使う選択肢があります。
 しかし、最新のuzix2.0の情報サイトが消失し、InternetArchiveに保存された資料を参照するしかありません。
 現存する情報サイトには、sourceforge上のuzix1.0と、uzix-kernelのソースファイルを保存するgithubのページがあります。

 ソースファイルはないものの、uzix2.0のフロッピーディスクイメージが1.0のフロッピーディスクイメージとともに公開されているサイトがあります。

「UZIX v1.0.5 (19xx)(Adriano Cunha)(beta).zip」と「UZIX v2.0.0 (2001)(Adriano Cunha).zip」が公開されています。

上記のサイトのRUNボタンを押すと、エミュレータのwebmsxが起動し、その中でuzixを利用することが可能です。

 また、ハードディスクイメージも含めた解説は、ロシア語のサイトに掲載されています。

 このサイトには、SunriseIDEとBeerIDEに対応したハードディスクイメージが掲載されています。

 MSX0のハードディスクドライバはNetorROMに内蔵されているものを使うようで、SunriseIDEとBeerIDEに対応したハードディスクイメージは起動しないようです。
 ここでは、フロッピーディスクイメージを利用します。

 フロッピーディスクイメージとして、「UZIX100.DSK」と「UZIX020.DSK」が配布されているので、これらの動作の確認を行いました。
 「UZIX020.DSK」はloaderの表示でハングアップします。
 一方、「UZIX v1.0.5 (19xx)(Adriano Cunha)(beta).zip」と「UZIX100.DSK」は問題なく起動します。画面は「UZIX v1.0.5 (19xx)(Adriano Cunha)(beta).zip」の例です。
 image.png

「root」でログインすると、シェルが起動します。

「UZIX100.DSK」には、FudoBrowserが内包されています。プロンプトで「fb」と入力すると、以下の様な起動画面が表示されます。RS232のポートを介してWebブラウジングできる可能性があります。

 以下に示すように、他のバージョンも公開されています。MSXで動作する実験はまだまだ続きます

おわりに

 MSX0でuZixの起動に挑戦しました。「UZIX100.DSK」を使うと、WebブラウザのFudeBrowZerの起動に成功しました。
 「ESC」キーを押すと、シェルに戻ります。その際、以下の表示がでます。

flybrowserはMSX1でも動作するようで、以下のサイトで公開されています。

また、Fudebrowser単体も「FudeBrowser 1.8.dsk.zip」として配布されています。
MSXでのWebブラウジングの調査を続けます。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?