はじめに
秋葉原ロボット部の「一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する」 読書会では、1年間の勉強の成果を。参加者が原稿を持ち寄って冊子の形で公開しています。
様々な環境で予習・復習の資料を作成しているのですが、冊子にする前にMarkdown形式のファイルに変換する必要があります。
ここでは、Googleドキュメントで作成した文章をMarkdownに変換する方法を説明します。
Markdown変換の結果
見出しにしたい部分を選択してから、
表示形式ー>段落スタイル
の順にたどっていくと、見出しの選択ができます。
ここでは、「はじめに」を選択して、「見出し2」を適用しました。
さらに、以下のような文字の種類を作成しました。
太字 bold
斜体 Intalic
下線
取り消し線
上付き文字
下付き文字
計算式の例
$$e_{p}=\frac{\partial x}{\partial p}$$
文章を作成したのち、ファイルー>ダウンロードー>マークダウン(.md)を選択すると、パソコン上にマークダウンに変換されたファイルが保存されます。
「メモ帳」などで開くと、Googleドキュメントの適用がどのように変換されたかわかります。
- 見出し2を適用した「はじめに」は、「## はじめに」
- 太字を適用した「太字 bold」は「**太字 bold**」
- 斜体を適用した「斜体 Italic」は「*斜体 Italic*」
- 下線を適用した「下線」は「下線」
- 取り消し線を適用した「
取り消し線」は「~~取り消し線~~」 - 上付き文字を適用した「上付き文字」は「上付き文字」
- 下付き文字を適用した「下付き文字」は「下付き文字」
と表示されます。
計算式の例は、「ep=xp」と表示されます。
図のあったところには、「![][ image1]」と表示され、下の方にあるように「[image1]: <data:image/png:base64, 」からはじまる、文字情報に変換されていることがわかります。
「見出し」、「太字」、「取り消し線」はMarkdownに変換されますが、それ以外の書体や数式、図はすぐ利用できる形式に変換されないようです。
数式で多用される、「上付き文字」、「下付き文字」が使えないのは、少し不便です。
おわりに
Googleドキュメントで作成した原稿をMarkdownに変更する場合、文字種の一部のみが変換されるだけで、数式はTeX形式のものに図は別途用意して張り込む必要があります。
ワープロソフトで作成したファイルをMarkdownに変換できると、過去の資産が活用できて便利なのですが、なかなか良い方法はないようです。