はじめに
秋葉原ロボット部の有志で、milk-v duoを購入し、個々人が様々な実験を行って、勉強会内で報告しています。
Milk-v duoは9ドルのrisc-vコンピュータとして知られています。
ハードウェアは以下の通りです。
- CPUはCVITEKのCV1800B (C906@1Ghz + C906@700MHz)
- 最高1 GHzで動作するデュアルRV64コア
- 64 MBのラム
- オプションのアドオンボードを接続すると10/100Mbpsの速度でイーサーネットに接続可能
Milk-v duo上でPythonやtinyccのプログラミングができるようになりましたが、Milk-v duo上でつかえるエディタはviで少々使い勝手が悪いです。
Windowsマシン上のファイル転送プログラムWinSCPを使うと、常用しているWindowsマシン上のエディタが利用できるようになります。
WinSCPの設定
WinSCPをダウンロードしてインストールします。
https://winscp.net/eng/download.php
起動して、milk-v duoのIPアドレス、ID、非推奨ですがパスワードを設定します。
次に、「オプション」、「環境設定」を選択し、エディタをクリックします。
「追加」ボタンを押して、「エディタの追加」ウィンドウを表示します。
「外部エディタ」のラジオボタンをクリックすると、「参照」がクリックできるようになります。
「参照」をクリックして、ご自身の使いたいエディタの「.exe」ファイルを選び、「OK」ボタンを押します。
「エディタの設定」の一番上に、ご自身の選んだエディタが表示されるようにします。
エディタをクリックすると、「上へ」のボタンが表示されるので、一番上に表示されるようにします。
「エディタの設定」が終わったら、「OK」ボタンを押します。
WinSCP経由でのテキストファイルの修正
WinSCPを使ってmilk-v duoにアクセスすると、右側のウィンドウにmilk-v duoのウィンドウが表示されます。
編集したいファイルの存在するディレクトリに移動して、ファイルをダブルクリックします。
先ほど設定したエディタでファイルが表示されます。
ファイルを修正したら、保存ボタンを押してファイルを閉じると、milk-v duo上にファイルが上書きされます。
新しいファイルを作成したいときは、「新規」から「ファイル」を選びます。
おわりに
最小限の機能しか持たないmilk-v duoでファイルを編集しようとすると、ターミナルソフト経由で内蔵されているviというエディタを使う必要があります。
このviエディタの使いかたになるれるよりは、WinSCPでmilk-v duoに接続した状態で、ファイルの作成や修正を行う方が快適です。