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大学生のJDLA E資格(2021#2)合格体験記

Last updated at Posted at 2021-10-15

E資格2021#2

画像引用元:一般社団法人 日本ディープランニング協会
https://www.jdla.org/news/20210917001/

2021年8月にAIの資格である、JDLA Deep Learning for GENERALーE資格(2021#2)に合格することができたので、E資格の概要とこれまでの勉強方法を紹介します。

この記事が少しでも、これからE資格を受験しようとしている方や、E資格を受験しようか迷っている方のお役に立てたらうれしいです。

なお、2021#2の合格率は74.53%でした。
E資格合格率

画像引用元:一般社団法人 日本ディープランニング協会
https://www.jdla.org/news/20210917001/

E資格とは

JDLA(一般社団体法人日本ディープラーニング協会)が実施するAIに関する資格。世界初のAIエンジニアの資格であり、**「ディープラーニングを実装する能力を有しているか」**を検定する内容です。

JDLAが実施する試験には、E資格とは別にG検定が存在しますが、これは「ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているか」を検定する内容ですので、G検定の次のステップがE資格という位置づけになります。

G検定とE資格の大きな違いは、E資格を受験するためにはJDLAが認定したプログラムを修了する必要があることです。この認定プログラムには10万〜20万くらいの受講料がかかってしまいますので、学生には敷居が高いと感じざるを得ないです。

E資格 勉強法

認定プログラム

E資格の受験に必ず必要な認定プログラムですが、これの選び方が特に重要になっています。認定プログラムはE資格を勉強していく道しるべになり、勉強をしていく上で一番参考にするのは認定プログラムの教材になります。私の勉強時間の8割くらいは認定プログラムの教材に費やし、試験直前もこちらを何度も見直していました。

認定プログラム選びはとても重要ですが、認定プログラムの数が多く、実際に受講してみないと内容は分かりません。結局は自分の直感を頼りに選ぶことになると思います。私は受講料が安く、合格率が高いAVILENさんの認定プログラムを選びました。

以下にすべての認定プログラムをまとめているサイトを載せておきますので、選ぶ際の参考にしてください。

参考書

・ ゼロから作るDeep Learning

本格的なディープランニングの入門書。ディープランニングの理論だけでなく、実装の方法までわかりやすく解説してくれています。

実装においてサンプルコードがついてますが、ただ見るだけでなく、時間をかけて写経することをおすすめします。コードを見るだけだと流し読みになりがちですが、写経をすることにより細かいところまで目につくようになりますので、コード1つ1つを理解できるようになります。

この本は、E資格本番で役に立つことはもちろん、AVILENのコーティング演習でも大いに役に立ちました。

・ ゼロから作るDeep Learning②

「ゼロから作るDeep Learning」の続編。自然言語処理や時系列データ処理を中心にわかりやすく解説してくれています。前作よりも分厚くて読むのに時間がかかりますが、RNNやLSTM、GRU、Seq2Seq、Attentionなどを体系的に理解できます。

こちらの本も、E資格の本番だけでなく、AVILENのコーティング演習でも大いに役に立ちました。

・ 深層学習

Deep Learningの世界では大変有名なIan Goodfellowによって書かれたディープランニングの教科書に位置する本。英語版の原作はネット上で無料公開されています。E資格の指定書式となっていて、シラバスもこの本を参考に作成しています。

ディープランニングの教科書と言われていますが、内容は数式が多く、難しいものになっています。ディープランニング初心者がいきなりこれを読んでしまうと心が折れてしまいます。私は講義を一通り受けたあとに取り組みましたが、なんとなく理解できる感じでした。

E資格本番ではこの本から数式を引用している場合もあるので、余裕のある方はがっつり取り組んでもいいと思います。

E資格 受験後

E資格は通常の資格と違い合格をしたら終わりでなく、次のステップへ進むための機会を多く提供してくれています。

1つ目は合格者コミュニティに参加することができることです。ここでは、他のメンバーとの交流や情報共有等のやりとりができるだけでなく、さまざまなサークル活動やイベントの企画も活発に行われています。次に進むためのヒントをたくさん得ることができるでしょう。

2つ目はCDLEハッカソンに参加することができることです。G検定/E資格合格者のみが参加できるイベントであり、実際の企業のデータを用いてチームでAI開発まで行います。インプットした知識をアウトプットする良い機会であり、ここで賞を受賞することができたら自分の力を証明するものになるでしょう。

私もハッカソンに参加したいと思っていましたが、開催が東京ということもあり、地方からの参加は大変なので今回はパスすることにしました。来年のハッカソンにはぜひ参加したいですね。

おわりに

今回はAIに関する資格であるE資格について私の経験を交えて紹介しました。試験内容については教えることができませんが、私のスコアはこんな感じでした。

■合否結果
【 合格 】

■分野別の得点率
応用数学:約85%
機械学習:約70%
深層学習:約75%
開発環境:約70%
※数字を丸めています。

E資格を合格したことにより、自分の視野がとても広くなりましたし、AIに携わる人とのつながりも構築できるようになりました。AIは自分から遠い存在だと思っていましたが、今はとても近い存在に思えます。

自分が目指すゴールはまだ先にあります。いつかくる大きなチャンスをつかむために、これからも変わらず地道な努力を続けていきます。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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