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はじめに

みなさんはGoogle Colaboratory(略称:Google Colab・Colab)を使ったことがありますか?

Googleアカウントさえあれば、誰でも・いつでもPythonの実行環境を手に入れられる、凄く便利でありがたいサービスです。有料プランもありますが、基本的に無料の状態で困ることはありません。

今回はこのGoogle Colabを使い捨てLinuxとして利用する方法を紹介します!

使い捨てLinuxとして使う

実はGoogle Colabでは、Pythonのプログラムだけでなく、Linuxのコマンドも実行することができます。

image.png

行の先頭に「!」をつけると、その行はPythonプログラムではなく、Linuxコマンドとして実行されます。

また、ディレクトリの移動をしたい場合は、「!」ではなく「%」を使います。

ちなみに中身はUbuntuです。
image.png

気を付けないといけないこと

これこそが使い捨てLinuxと呼んでいる理由です。

Colab ノートブックに保存できるのは、コードやテキストが書かれたセルのみで、Googleのサーバー側で動かしているランタイム、つまりLinuxの状態は保持できません。

つまり、ランタイムが切断された時点で、Linuxで作業していた内容はすべて吹き飛びます。

作業した結果を保持したい場合は、「GoogleドライブをGoogle Colabに接続し、そこに出力するようプログラムを書く」か、「左側のタブから手動でダウンロードする」必要があります。

Colab Proだとターミナルが使えるらしい

ちなみに、有料プランであるColab Proに登録すると、わざわざ「!」や「%」を使わなくとも、ターミナルを使ってLinuxを操作できるそうです。

おわりに

「自前のLinux環境に影響を与えたくないけど、あるプログラムを動かしたい!」というようなシチュエーションで活用できるかと思います。

wgetやaptのようなコマンドも利用できるので、活用法は無限大です。ぜひ試してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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