#概要
こんにちは。とあるIT企業の社員です。
今回は、あるイベントをきっかけに、
とにかくCOBOLプログラムを動かしたい、と思い、やってみました。。
AWSのLinux環境でCOBOL実行環境を導入し、以下のサンプルプログラム(HelloKazuoji.cbl)の動作を確認しました。
(簡単なサンプルを動かしたり、COBOL基礎の勉強できるくらいの簡単な環境です。)
記事を書くを目的は以下であり、正しいかどうかは保証しません。
- 自分自身の理解
- 自分自身の達成感
- 自分自身の備忘
- 同じ目的をもつ方へのTips
IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. hellokazuoji.
**************
ENVIRONMENT DIVISION.
**************
DATA DIVISION.
**************
PROCEDURE DIVISION.
MAIN.
DISPLAY "Hello Kazuojisan!" UPON CONSOLE.
STOP RUN.
#環境
- MacOS(local)
- Amazon Linux2(remote)
- opensourceCOBOL
#Linux環境準備
AWSでAmazon Linux2のECインスタンスを作成します。
基本的にデフォルトで作成します。(用途に応じてお好みで。)
作成後はElastic IPアドレスを割り当てて、以下でアクセスします。
- key-pairファイルへ権限付与
$ chmod 600 XXXXX.pem
- sshでLinux環境へアクセス
$ ssh -i {XXXXX.pemのPATH} ec2-user@{IP ADDRESS}
前提環境準備
COBOL環境導入の前にyumで以下のモジュールをインストールします。
こちらをインストールをしないとinstallは上手くいきません。
- gcc
$ sudo yum install -y gcc
- ncurses-devel
$ sudo yum install -y ncurses-devel
- gmp-devel
$ sudo yum install -y gmp-devel
#COBOL実行環境導入
COBOL実行環境としてopensourceCOBOLを導入します。
- opensorceCOBOLファイルの取得
$ sudo wget -O opensource-cobol-1.5.2J-utf8.tar.gz ‘https://www.osscons.jp/osscobol/files?action=cabinet_action_main_download&block_id=414&room_id=21&cabinet_id=11&file_id=406&upload_id=911’
- .tar.gzファイルの展開
$ sudo tar -zxvf opensource-cobol-1.5.2J-utf8.tar.gz
- vbisamインストール
$ cd opensource-cobol-1.5.2J-utf8/vbisam
$ sudo sh ./configure
$ sudo make
$ sudo make install
- opensourceCOBOLインストール
(vbisamインストールからそのままコマンドを打つ想定です。)
$ cd ..
$ sudo sh ./configure --with-vbisam
$ sudo make
$ sudo make install
#動作確認テスト
冒頭で記載したサンプルプログラムで動作を確認します。
- scpで.cblファイルをローカルから転送
$ scp -i XXXXX.pem hellokazuoji.cbl ec2-user@{IP_ADDRESS}:{DIR_PATH}
- コンパイル・実行
$ cobc hellokazuoji.cbl
$ cobcrun hellokazuoji
- 動作結果
Hello Kazuojisan!
#終わりに
おそらく完全な導入ではないですが、
構文の学習くらいはできる環境はできました。
何かあればコメントください。