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就職エントリ

Last updated at Posted at 2022-12-12

foreword

 こんにちは、42tokyo Advent Calendar 2022の12日目を担当する、42tokyoの在校生@kazu-42です。
最近就職が決まったので、その経緯について記事にします。

Who am I?

現在大学生ですが、今週末から正社員としてとあるWeb企業に就職することが決まりました。自作〇〇することが趣味で、CPU, OS, コンパイラ, shell, Git, editorなどなど色々作っています。カンファレンスも時間が許す限り参加していて、今年度は合計40日程度カンファレンスに参加していました。また、今年からカンファレンススタッフにも挑戦しています。計3つのカンファレンスでスタッフをしました。

就職は大きな転機だったのと42生の中には参考になる人ももしかしたら一定数いるのではと思い記事にまとめようと思います。

就活

大学とカンファレンスの最中でかつ、アメリカへ旅行する計画があったためかなり時間的制約のある中での就活になりました。
そもそも自分のような人を求めている会社があるのかが分からなかったため、多めにカジュアル面談をして会社に自分のようなタイプのためのポジションを用意できるかを聞いてみることを方針としました。

「エンジニアとして未経験からの中途採用は非常に厳しい」と一般に言われているので、かなり難航すると考えていていたのですが、結果的には自分でアプライを出したところには書類選考は全て通りました。
4社くらいは自分で会社のホームページやツイッターの人事の方にお話しさせていただき、残りはエージェントに協力をしていただき、結果としてとりあえず話そうという会社8社とお話しすることになりました。

とにかく時間がなかったので、面談前にその会社について下調べをしておいてカジュアル面談からかなり踏み込んだ質問をしました。
文化について、働き方について(リモートの割合は?フレックスですか?など)、福利厚生(お給料なども)あとは、マネージメントのやり方などについて聞いていたメモが残っていました。この辺は、就職しようかなと思ったきっかけの一つでもある、『Being Geek ~ギークであり続けるためのキャリア戦略~』にある、転職でどのような観点を持つといいのかとかキャリアとの向き合い方とかをかなり参考にして聞く内容を決めました。また、持っているスキルセットが普通の学生と違うことは早い段階で強調しておきました。Web系で即戦力になれるようなライブラリへの深い知識があるわけではないが、より下の階層の理解をもとに素早くキャッチアップできると思うという話をしました。即戦力を期待している拡大期のスタートアップとかとは相性が悪いことが分かりました。基本的には、何でどうするか決めていないやりたいことだけが決まっているようなスタートアップか、体力のある大きな企業が興味本位を含め期待をしていただけるという感じでした。

話を聞いていく中でここでなら会社に価値を提供できそうとかこの会社なら自分が成長できる気がすると特に思った会社4社に絞り、1次面接(コーディング試験のことが多かった)を受けました。コーディング試験は、1社をのぞいて大きく失敗することはありませんでした。7月にとある元Googleのソフトウェアエンジニアの方から声をかけていただき、模擬面接練習会に参加したことが過去にあり、そこで教わった内容はコーディング試験だけでなくいろんな場面で役に立ちました。あくまで自分の時の話なのですが、いろんなタイプのコーディング試験がありましたが、LeetCodeにないタイプの問題はありませんでした。コーディング試験は一定の時間内に受験者を分散させなければならないという制約上、なかなかオリジナリティを出すのは難しいのかなと思います。42の課題のようなスタイルはコーディング試験という性質上ないのである程度慣れが必要だと思いますが、クラッシュしないようにする(validationする、関数を正しく使う)とかメモリについて考える(リーク、計算量、空間量)を意識したコーディングができればかなり評価されていた気がします。なので42の課題をちゃんとやっていると評価されると思います。ちなみに、結果的には大きく失敗した会社もコーディング試験は通りました。

2次面接は、エンジニアまたは、課長、マネージャーなどとの面談であることが多かったです。これまでやってきたことやこれからやりたいことを話しました。カンファレンでスポンサーをしていた企業との面談の時は、そのことについて話し合って意図とか経緯を聞くことで会社の文化がより鮮明に分かりアイスブレイクとしてのコミュニケーションにとても良かったです。また、スポンサーをしている企業はカンファレンススタッフをしている社員がいることが多いので、面談前にDMしたりカンファレンス期間中にお話しさせてもらいました。カジュアル面談で文化などについて聞いておいたおかげでかなりスムーズに進むことが多く、コミュニケーションが滞りなくできることは評価されたのではないかと思っています。入社した時に上司になる人が面接相手であることが多かったので、かなり深い話をすることが多かったです。自分のやってきたこと(ポートフォリオなど)を説明しながらスキルセットや興味があること、逆に自分に足りていないことや、やりたくないことを隠すことなく話しました。ここにきて面接の中で、自分のやりたいことと会社が求めていることが全くマッチしなかった会社がありましたが、全ての会社で2次面接合格をいただけました。うまくマッチしなかった会社の面接を続けるか迷いましたが、大きな会社だったため、幹部面接で全然違う部署を紹介してもらえる可能性もあるかなと考え、継続することを決めました。

3次面接は、いわゆる役員面接です。部長、支部長、社長または、CTOやテックリードとの面接で基本的には技術的な質問はなく、これからどうしていきたいかとか会社特有の文化があるけど問題ないかみたいな話であることが多かったです。あとは、こんなポジションとこんなポジションが用意できそうだけどどっちの方がより興味ありますか?みたいな話もここでされることがありました。早めに終わることも多く、ポートフォリオをみてもらいなんか言ってもらうみたいなことがあったこともありました。仕事でレビューする時はこんな感じなのかなというのが分かってかなり楽しかったです(かなり甘めにみていただいたのだと思いますが)。特に、どっちで実装するか悩んでいたところを指摘された時は、同じことを考えているのだなと分かって嬉しかったです。

最終的に3社から内定をいただきました。ここからどうするかは正直かなり悩みました。働き方や文化、給料、福利厚生で決めようかと思いましたが、多少の差異はもちろんありますがほとんど同じであり、文化などは定量的なものではないため比べるのが難しかったため決められませんでした。最終的には、面接でのコミュニケーションがどうであったかと文化、Twitterなどでその会社で働いているエンジニアに話しかけるなどして決めました。面接でのコミュニケーションとは、入社する社員を選抜することを意識しすぎず、将来の同僚になることを念頭においた面接ができているかとか、会社をよくみせたいがために情報を意図して隠したりせず、正直に公開したか、面接官同士のコミュニケーションのキャッチボールがどの程度距離を開けてできていたか(勘違いされないようにめちゃくちゃ丁寧なコミュニケーションが社員同士で必要なのか、面接中に間違ったことを言った社員をどのように訂正するのかなどi.e.社内で心理的安全性が担保されているのか)をみて決めました。

終わりに

ざっくりと自分の就活について書かせていただきました。就活のタイミングも入社のタイミングもスキルセットも普通ではない自分の就活エントリでした。いつか大幅に加筆修正したいと思っています。こんなことについてもっと知りたいとかあったらDMなりDiscordなりコメントなりで連絡くださると嬉しいです。

明日は、@abviさんが「10月入学から2ヶ月(軽いテーマ)(仮)」という題名で記事を書いてくださるそうです。ぜひ読んでください!それでは

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