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Ubuntu14.04 に rbenv をインストールして Ruby のバージョン管理

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いろいろなプロジェクトで使っている Ruby のバージョンが異なっていると、いちいちインストールしなおしたりしなければならず非常に煩雑です。
rbenv を使うと、複数の Ruby をインストールして、またそれらをすぐに切り替えることができます。
簡単にインストールできるので、ぜひやりましょう。

まずアップデート

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

rbenv をインストール

cd 
sudo apt-get install git build-essential libssl-dev
git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

~/.profile の末尾に下記を追記する(たとえばgeditなどの好きなエディタで編集してください)。

export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"

上記を反映する。

source ~/.profile

Rubyのインストール

以下のようにすると、インストール可能なバージョンの一覧が表示されます。

$ rbenv install --list

たくさん表示されますが、好きなものをダウンロードしましょう。
よくわからない人は、1.9.3-pXXX のXXX部分の数字が一番大きいのがおすすめです(執筆時点では 1.9.3-p547)。
まあ最近は2.xでもいいと思いますけど…。どうせ簡単に切り替えられるので気になったものをインストールしてみましょう。

$ rbenv install 1.9.3-p547

とか。数分かかります。気長に待ちましょう。

注意: Ubuntu14.04 + rbenv ではバグがあるため 2.x 系のインストールは失敗します。ひと工夫することで回避できますが、私が原因をきちんと把握できてないのでここでは触れません。

終わったら rehash で rbenv を更新します。

$ rbenv rehash

最後に、今インストールしたバージョンを global に指定して、Ruby のバージョンを確認すれば完了です。

$ rbenv global 1.9.3-p547
$ ruby --version
ruby 1.9.3p547 (2014-05-14 revision 45962) [x86_64-linux]

基本的な使い方

インストール可能なバージョンの一覧

$ rbenv install --list

インストール

$ rbenv install [バージョン]

グローバルで使う Ruby のバージョンを指定する

そのマシン全体で使うデフォルトのRubyのバージョンを変更するには global を使います

rbenv global [バージョン]

ローカルで使う Ruby のバージョンを指定する

local を指定すると、そのディレクトリ以下の Ruby のバージョンを指定できます。
たとえば基本的には 1.9.3-p547 を使うんだけどこのプロジェクトだけは 2.0.0-p481 を使いたい、といった場合に使います。この情報は rbenv local したディレクトリに .ruby-version が生成されて、その中に記録されています。

rbenv local [バージョン]
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