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VirtualBoxで開発環境を構築する

Last updated at Posted at 2018-05-06

VirtualBoxで開発環境を構築・利用するために覚えた事をまとめた。

[準備]ソフトウェアとOSイメージを用意する

VirtualBoxをインストールする

OracleのVirutalBox Downloadページから、platform packageをダウンロードしインストールする。

macでhomebrewを利用している場合なら、homebrew-caskでもインストールできる。
brew cask install virtualbox

OSのISOイメージのダウンロード

仮想マシンの起動には利用するOSのISOイメージが必要。
ISOイメージは削除しないこと。仮想環境を起動する度に要求されるため。

CentOS

ISOの種類
- DVD ISO ・・・ 一般的なISOイメージ
- Everything ISO ・・・ フルインストール
- Minimal ISO ・・・ 最小インストール

インストールするソフトウェアを自分で決める場合や、ストレージの利用量を抑えたい場合
-> Minimal ISO を選択し、必要なソフトは自分でインストールする。

自分でソフトウェアをインストールするのが面倒なら
-> DVD ISO

Everythingを利用するケースは少ない。

その他のOSは利用したことがないのでISOイメージのリンクのみ
Ubuntu
CoreOS
Windows(評価版)

仮想マシンを作成し起動するまで

仮想マシンの作成

OS、メモリサイズの割り当て、ハードディスクの作成を選択する。
その他の設定は仮想マシン作成後にsettingから行える。

Name and operating system

仮想マシンの名前、OS、OSのバージョンを選択する。
Windowsを利用してて64bitが選択できない場合

Memory size

仮想マシンに割り当てるメモリサイズを指定する。
ホストPCが搭載するメモリを元にオススメなどがわかる。
後で変更できる。

Hard disk

仮想マシン用のハードディスクを指定する。
既存の仮想マシンと共有したりすることもできる。

setting

仮想マシン作成後にsettingを選択すると詳細な設定が行える。
CPUのコア数の割り当てや共有フォルダーなど。
詳しくは参考リンクを参照のこと

ネットワークの設定

setting > Networkから仮想マシンに対するネットワーク設定が行える。

「仮想マシンをローカルPC用の開発環境」を想定し、ネットワークアダプタを設定する場合

  • Adapter1:NAT ・・・ 仮想環境(内部ネットワーク)とローカルPC(外部ネットワーク)をつなぐ
  • Adapter2:ホストオンリーアダプター・・・仮想環境へはローカルPC(ホストOS)とのみ通信できるようにする。

ホストオンリーアダプターで、指定するホストネットワークは、Global Tools - Host Network Managerで作成する。
IPアドレスの指定はここでは行えないので、仮想マシンを起動後に直接IPを指定する必要がありちょっと面倒。

仮想マシンを起動する

作成した仮想マシンを選択してStartすると起動する。
この時にOSイメージを指定する。
初めて仮想マシンを起動する際は、OSのインストール(セットアップ)から始まる。

終了するときは、Close > ACPI Shutdownを選択する。

起動する時に「Normal Start」を選択すると仮想マシンがWindowで開くのでそのWindowにカーソルを当てることで、仮想マシンを操作できる。
Windowからでなく、SSHで接続することもできる。(Headless Startで起動するとWindowが開かれない。)

仮想マシンのWindowから抜けたい場合

  • ホストOSがWindows・・・右のctrl
  • ホストOSがMac・・・ 左のcommand (自分のMacだと、左commandを押しながらshiftキーも押さないとダメだった。)

Tips

VirtualBoxのCLI

VBoxManageコマンドを利用すると、CUIでVirtualBoxを操作できる。

起動(Headless Start)

VBoxManage startvm [仮想マシン名] -- type headless

終了

VBoxManage controlvm [仮想マシン名] acpipowerbutton

アプライアンスで仮想マシンのエクスポート・インポート

作成した仮想マシンを別のPCのVirtualBoxで利用したいときなどに利用できます。
データエクスポートは、対象仮想マシンを停止した状態で実行する

  1. File > Export Appliance を選択する
  2. 仮想マシンを選択する
  3. 出力先を指定する
  4. OVAファイルが作成される

作成したOVAファイルからデータインポートを行う

  1. File > Import Appliance を選択する
  2. ovaを選択してインポートする

Windowsで仮想マシンを起動するときの注意事項

仮想マシンのOS選択で64bitが選べない場合

ローカルPCのBIOS設定で、Intel(R) Virtualization TechnologyをEnableに変更すると利用できる。

仮想マシンにSSH接続できない場合

Windowsでsshコマンドが利用できない場合はsshクライアントのインストールする。

  • Windows版のOpenSSH
  • SSHクライアントツール(TeraTerm、PuTTYなど)

ストレージの拡張方法

仕事で利用していたVirtualBoxでストレージが足りなくなったので、以下を参考に拡張した。
ディスクを拡張した後、ゲストOS側で拡張した分を割り当てる作業が必要。
VirtualBoxのゲストOSディスク拡張

Vagrantから作成した場合、ストレージの形式が.vmdkなので.vdiに変換する必要がありそう。
Vagrant(Virtualbox)のディスク(ストレージ)容量を増やす方法

参考

ユーザーマニュアル
Vertualbox Mania
今さらながらVirtualBoxネットワーク設定のベストプラクティスと解説

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