HTTP/HTTPSの通信内容を調べたいときには mitmproxy や owasp-zap を使うことが多いと思うのですが、owasp-zap は脆弱性検査のツールなので、単に通信内容だけを見たい場合は mitmproxy のほうが便利ですよね。
そしてmitmproxyをWindowsで使う場合はPortable版のZipを使う方は割と多いんじゃないでしょうか。私の場合は複数の試験環境で共用したいのでVMware Workstationの各ゲストマシンから参照する共用フォルダに入れています。Portable版はこのような使い方ができてインストール不要なので大変助かります。
しかし、Portable版の筈なのに、なぜかこんなエラーが出て使えないことがあります。(installer 版で再現するかどうかは確認しておりません)
Python35.dll が無い、とか言われても Portable 版のアーカイブにこんなものは含まれていないので困るのですが、この場合は Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ をインストールすると解決するかもしれません。手元の複数の環境では、いずれもこれをインストールすることで解決しています。
このときにインストールすべきなのは 32bit 版の vc_redist.x86.exe であることに注意してください。
インストールすれば、このようにちゃんと起動するようになります。
ちなみに mitmproxy の最新版はこの記事の執筆時点(2017/7/11) では v2.0.2 でした。
https://github.com/mitmproxy/mitmproxy/releases/ より入手できます。そして赤で囲っているのが Portable 版ですね。
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