エンバカデロ は2016年11月15日、品質向上と新機能、機能強化を含む RAD Studio / Delphi / C++ Builder 10.1 Berlin の Update2 – Anniversary Edition をリリースしました。このアップデートは 10.1 Berlinに対して2回目のアップデートとなります。 この記事では10.1 Berlin Update2の内容をまとめておきます。
10.1Berlin Update2 概略
今回のUpdate2で下記の新機能を提供しています。
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Windows 10 Anniversary Editionに対応、Windows10 ストアアプリの開発が可能に
Desktop Bridgeテクノロジーにより既存のWindowsデスクトップアプリケーションをWindowsストアで公開可能 -
VCLに新しいCalendar UIコントロールを搭載
下記2つののWindows 10ライクな新しいカレンダー機能をVCLに追加- TCalendarView
- TCalendarPicker
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iOS 10 および macOS Sierra サポートを強化
Update 1からサポートプラットフォームに加わったiOS 10とmacOS Sierraの対応をさらに改善 -
Quick Editsにより開発生産性を向上
使用頻度の高い機能、コンポーネントに右クリックでかんたんにアクセスできます。 -
新しいWindows 10スタイルを搭載
VCL向け、FireMonkey向けそれぞれに新 Styleを追加 -
他
C++言語の機能強化
GetItインストーラの改善
数多くのバグフィックス・機能改善
修正リスト
報告された問題の修正リストのすべては こちらから参照できます。
参考DocWiki
さらなる説明はこちらのDoc Wikiをご参照ください
入手方法
Berlin 10.1 Update 2は、RAD Studio / Delphi / C++Builderの有効なアップデートサブスクリプションに加入している方なら、登録ユーザーページからダウンロードしてすぐに利用できます。
- GetItオンラインインストーラー: http://cc.embarcadero.com/item/30648
- ISO形式セットアップインストーラー : http://cc.embarcadero.com/item/30652
または「My Registered User Downloads」をご参照ください。
http://cc.embarcadero.com/myreg
ご注意
Update2の提供形態はアップデートパッチではなく、フルインストーラー形式です。Update2インストール前に既存のバージョンのアンインストールが必要にになります。アンインストール前には念のため「移行ツール」で設定を保存しておくことをお勧めします。
※移行ツールの使用方法については、以前Update1リリースの際にブログで記載しました。Update2でも使い方は同じです。ご参考までにそのブログリンクを記載しておきます。 : https://community.embarcadero.com/blogs?view=entry&id=8883