「統計でみる都道府県のすがた」をTableauで読み解く
総務省統計局が毎年公開する「統計でみる都道府県のすがた」は、人口・産業・教育・家計など 90 以上の指標を横断的に収録した宝の山です!
Tableauで4つのVizをもとに、ダッシュボードを作成し、日本の強みと課題を可視化しました。
それぞれのVizについて、考察していきたいと思います。
※フィルターには、データの年に加えて、総人口上位TOP10の抽出、医療資源ヒートマップ用の医師、歯科、薬剤師で切り替えられるようにしています。
Viz1:高齢者/医療資源ヒートマップ
65歳人口と医療従事者(医師、歯科、薬剤師)をヒートマップにしてみました。
医師、歯科、薬剤師は、フィルターで切り替えられます!
医師密度トップは 徳島県となり、京都、鳥取、長崎、東京 が続きます。
一方、埼玉県に関しては、高齢者の人口が多いのにも関わらず、全国45位となっており、医師絶対数でなく医師の密度を見せることで 埼玉・千葉の慢性的な医師不足 が浮き彫りとなっています。
▼歯科
▼薬剤師
医師、歯科、薬剤師ともに、徳島県が高く、医療従事者の密度が高いことがわかります。
Viz2:人口流出率Map
宮城を除く東北地方が高い傾向となっており、
総人口TOP10に絞ったときも関東+福岡と比較すると、人口流出率が高くなっている
Viz3:人口流出率Map
傾向として、高齢化の傾向にありますが、総人口TOP10以外にした場合、
マイナスの傾向になっており、特に首都圏で高齢化の傾向になっているようです。
Viz4:所得と支出パックバブル
円の大きさ:所得
色相:支出
都道府県の所得と支出を表現した時に首都圏は、両者ともに高い傾向にありますが、
大阪府のみ支出が少ない結果となりました。
総人口TOP10に絞った際も、大阪府の支出が一番低い結果となりました。
大阪ならではの倹約文化または、物価の影響があるようです。
最後に、今回使用した「統計でみる都道府県のすがた」には、90 以上の指標があり、まだまだ使え切れていないでし、目指すところはVizの説明なくVizを見ただけで分析結果/分析ができるようなVizを作成したいと思いました。
今回、2023年と2024年のデータを活用しましたが、過去10年間、20年間などコロナ、東京オリンピックの開催など、様々な歴史を含む分析をしてみたいと思いました。
ありがとうございました。
次回は、バイクのデータを活用した分析を行いたいと思います