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「知っている」のレベルについて

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先日、会社の若手社員くんとの間でこのようなやり取りがありました。
※うちの部署は経理です。そもそもIT知識のレベルが低過ぎるというつっこみは大目に見てやってください。

自分「若手くん、打ち合わせしようか。」
若手「わかりました」
ーーー(打ち合わせ中)ーーー
若手「(パソコンのデータをスクリーンに写しながら)このようになっています。」
自分「(あ、Excelとブラウザの切り替えをマウスでやってる)」
自分「若手くん、その画面の切り替え、Alt + tabでできるよ。」
若手「知ってます。」
自分「そ、そうか。」

若手くんは比較的やる気があり、平均的な社員よりいろいろ勉強もしています。
そんな若手くんとのやり取りでどこが問題かというと、若手くんはWindowsのショートカットを知っているけれども使っていないという部分です。

■「知っている」のレベルについて

「知っている」は、レベルによって大きな差があります。
自分の感覚で勝手に知ってるレベルの表を作ってみました。

知ってるレベル どのくらい
Level.0 知らない
Level.1 知っている(でも使っていない)
Level.2 知っている(意識して使っている)
Level.3 無意識(無意識レベルまで擦り込まれているため、知ってるとか知らないとか意識してない)

前述の若手くんのAlt + Tabは、知ってるLevel.1だったわけです。
でも、使っていないので知っていることによる時間の節約効果は0です。
言ってしまえば、効果で見た場合は全然知らない状態と何ら変わらないわけです。

先程の知ってるレベルの表に効果を付け足すと、下記のようになります。
(効果の数字は、説明のための個人的なイメージです。)

知ってるレベル どのくらい 効果
Level.0 知らない 0
Level.1 知っている(でも使っていない) 0
Level.2 知っている(意識して使っている) 50
Level.3 無意識 100

■まとめ

今まで、自分も知識をつけたいと思っていろいろ勉強してきました。
しかし、浅い知識は視野を広めるという効果はありますが、実際の成果物として効果を残すことは難しいです。
広く世界を知りつつ、自分の業務に関係する知識については繰り返し自分の脳ミソに擦り込み、無意識レベルにまで落とし込んでいくことが必要だなーと思います。
若いうちはとかく目に見えやすい成果を手っ取り早く求めがちですが、浅く広く知っておくべきものと、じっくり腰を据えて身につけるべきものを見極めて、学習時間に対する費用(時間)対効果を高めてもらいたいと思います。

以上、終わり。

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