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【Rails・MySQL】Mac環境構築

Last updated at Posted at 2020-06-02

MacのRails・MySQL環境構築について

目次

  1. ログインシェルの設定
  2. Command Line Toolsのインストール
  3. Homebrewのインストール・設定
  4. Rubyのインストール・設定
  5. MySQLのインストール・設定
  6. Railsのインストール・設定

1.ログインシェルの設定

※ OSがCatalina以降の場合、zshを利用するため、設定の確認・変更を行います。

ターミナル

# zshをデフォルトに設定
$ chsh -s /bin/zsh

# ログインシェルを表示
$ echo $SHELL
# 以下のように表示されれば成功
/bin/zsh

echo $SHELL コマンドで、 /bin/zsh と表示されない場合は、
一度ターミナルを閉じて、再度開いた上でもう一度 echo $SHELL コマンドを打ってください。

2.Command Line Toolsのインストール

Command Line ToolsはWebアプリケーション開発に必要なソフトウェアをダウンロードするために必要な機能となります。(コマンドでプログラムを操作するもの)

Command Line Toolsのインストール

以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ xcode-select --install

コマンド入力後にモーダルが表示されるので以下の順に操作します。
①「インストール」をクリック
②「同意する」をクリック
③Command Line Toolsのダウンロードが始まるので、完了まで待機
④ダウンロードが完了したら、「完了」をクリック

以上でCommand Line Toolsのインストールは完了となります。

3.Homebrewのインストール・設定

3-1. Homebrewのインストール

Homebrewというソフトウェア管理ツールをインストールします。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ cd  # ホームディレクトリに移動
$ pwd  # ホームディレクトリにいるかどうか確認
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"  # コマンドを実行

※ 処理に時間がかかるので、ゆっくり待ちましょう。
途中でエンターキーの入力を求められるので入力をしましょう。

ターミナル

$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"  # コマンドを実行
...
...
...
Pres RETURN to continue or any other key to abort

また、途中でパスワードの入力を求められますので入力をしましよう。
(パスワードを入力しても文字は表示されませんが、間違いなく入力はされています)

ターミナル

Pres RETURN to continue or any other key to abort
...
...
...
Password:

ダウンロードが完了し、再びコマンドを入力できるようになれば成功です。

2-2. Homebrewがインストールされているか確認

以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ brew -v
Homebrew 2.2.12  # このバージョンはインストールのタイミングで異なります

3-3. Homebrewをアップデート

Homebrewを最新の状態にアップデートします。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ brew update

3-4. Homebrewの権限を変更

Homebrewの権限を変更します。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ sudo chown -R `whoami`:admin /usr/local/bin

4.Rubyのインストール・設定

4-1. rbenvとruby-buildをインストール

rbenvとruby-buildを、Homebrewを用いてインストールします。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ brew install rbenv ruby-build

4-2. rbenvをどこからも使用できるように設定

PCにおけるどこのディレクトリからも使用できるようにするため、
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.zshrc

zshrcというのは、設定ファイルの名称です。
(CatalinaかMojave以前の方で、設定ファイルの場所が異なるのでご注意してください)

4-3. zshrcの変更を反映

設定ファイルであるzshrcを修正したので、以下のコマンドでzshrcを再読み込みし、変更を反映させます。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ source ~/.zshrc

4-4. readlineをinstall

ターミナルのirb上で日本語入力を可能にする設定を行うためにインストールします。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ brew install readline

こちらについてはコマンドを実行すると、すでにインストール済みと表示されることがあります。
(特に問題はありませんので、そのまま次に進みましょう。)

4-5. readlineをどこからも使用できるように設定

readlineをどこからでも使用できるようにするため、
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ brew link readline --force

4-6. rbenvを利用してRubyをインストール

Webアプリケーション開発用のRubyをインストールします。(Rubyのversionは任意のversionを設定して下さい)
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=$(brew --prefix readline)"
$ rbenv install 2.7.1

※ 処理に時間がかかるので、ゆっくり待ちましょう。(約10分くらい)

4-7. 利用するRubyのバージョンを設定

インストールしたRuby 2.7.1を使用するために、
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ rbenv global 2.7.1

これまで使用していた、デフォルトでPCに入っていたRubyから、先ほどインストールしたRubyを使用するように切り替えることができました。

4-8. rbenvを読み込んで変更を反映

Rubyのバージョンを切り替えたので、変更を反映させます。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ rbenv rehash

4-9. Rubyのバージョンを確認

バージョンを切り替えることができたか、確認をします。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ ruby -v

Rubyのバージョンが、先ほどインストールした2.7.1であることが表示されれば完了です。

5. MySQLのインストール・設定

5-1. MySQLのインストール

MySQLをインストールします。(MySQLのversionは任意のversionを設定して下さい)
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ brew install mysql@5.7

※ 処理に時間がかかるので、ゆっくり待ちましょう。

5-2. MySQLの自動起動設定

MySQLは本来であればPC再起動のたびに起動し直す必要がありますが、それでは面倒であるため、自動に起動するように設定します。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ mkdir ~/Library/LaunchAgents 
$ ln -sfv /usr/local/opt/mysql\@5.7/*.plist ~/Library/LaunchAgents
$ launchctl load ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mysql\@5.7.plist

5-3. mysqlコマンドをどこからでも実行できるように設定

rbenvやreadlineの時と同様に、どこからでもMySQLを操作するためのコマンドmysqlを実行できるように設定します。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

# mysqlのコマンドを実行できるようにする
$ echo 'export PATH="/usr/local/opt/mysql@5.7/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
$ source ~/.zshrc
# mysqlのコマンドが打てるか確認する
$ which mysql
# 以下のように表示されれば成功
/usr/local/opt/mysql@5.7/bin/mysql

6. Railsのインストール・設定

6-1. bundlerをインストール

Rubyの拡張機能(gem)を管理するためのbundler(バンドラー)をインストールします。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ gem install bundler

6-2. Railsをインストール

Railsをインストールします。(Railsのversionは任意のversionを設定して下さい)
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ gem install rails --version='6.0.3'

※ 処理に時間がかかるので、ゆっくり待ちましょう。

6-3. rbenvを再読み込み

一通り開発に必要なものはインストールできたので、以下のコマンドでrbenvを読み込んで、変更を反映させましょう。
以下のコマンドを入力します。

ターミナル

$ rbenv rehash

6-4. Railsが導入できたか確認

以下のコマンドを実行して、Rails 6.0.3が表示されれば問題なくインストールが完了しています。

ターミナル

$ rails -v

以上で、Macでの【Rails・MySQL】の環境構築は完了です。

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