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SCREEN SHOT
主な変更点
COLOR
- ANSI 256色シーケンスに対応して、それをデフォルトにした。
- 多色モード (
--colorful
) をデフォルトにして、色数も増やした。 - ファイル名と行番号のカラー対応。
- テキストとの境界がわかりやすい。
- ブロックの切れ目がわかりやすい。
必須パターンの追加
-
- で始まるパターンは、必ず含まれることを指示。
-
--need
オプションの対象外。
- 必須パターンが1つでもあれば、それ以外はオプショナルになる。
- マッチカウントを増やしたければ
--need +n
で追加できる。 -
--need -n
は、最大数から n 減らすという意味になる。
- マッチカウントを増やしたければ
new --call
option
- 領域キャッシュを実現するために
--call
オプションを追加。- キャッシュ機能については bm.pm モジュールを参照。
- 汎用的なキャッシュ機能は未実装。
- 前処理のために使用することも可能。
必須パターンの使用例
このコマンドは、元々文章の校正用に作りはじめたものです。今翻訳しているのはセキュリティに関する書籍ですが、その中に compromise という言葉が頻繁に出てきます。この訳語がなかなか難しくて、いつもこうすればいいという定訳が定まりません。文脈に応じて、改竄、攻撃、侵害、侵入、障害、妥協、譲歩、損なう、など様々な訳し方が考えられます。これがどのように訳してあるかを、次のようにして確認することができます。
オプション --both
は、-Mbm
モジュールで定義してあって、原文と訳文の両方を含めて1ブロックで扱います。ブロックは、grep の「行」に相当します。パターン中の compromise の先頭には + が付いているので、この文字列が必ず含まれるブロックを検索します。それ以外はあってもなくてもいいのですが、あれば色付けして表示します。