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SwiftでDDD(ドメイン駆動設計)

Last updated at Posted at 2015-11-30

Swiftあるある(行き当たりばったりで開発した時)

  • ViewControllerが色んな機能を持っていて肥大化して、読みにくい
  • helperの場所が人によってまちまち。どこで使ってるのか解りにくい。
  • 一つ機能を追加しようとすると、影響範囲が広すぎる。

※ swiftでもobjective-cでも同じですが、swiftから触り始めたのと
今あえてobjective-cに触れる必要がなさそうなので、swiftの表記にしています。

ドメイン駆動開発(DDD)とは

業務的関心事のドメインモデルを中心に
UIやコードをドメインモデルに一体化させる考え方。

キーワード

  • ドメイン駆動開発(DDD)
  • ユースケース駆動開発(UCDD)
  • クリーンアーキテクチャ
  • MVP

資料

ドメイン駆動開発の層分け

クリーンアーキテクチャ

資料1より
CleanArchitecture-81565aba46f035911a5018e77a0f2d4e.jpg

  • 世界観としてはEntitiesを中心に、DBやUIが外界とする。
  • 外界からは中の様子は知れるが、中から外は無関心である。

Swiftでやってみた

クラス図0.png

MVP

MVPの考えも入れています。
資料2より
20110823210118.png

swiftでは

  • Viewはプロトコルで実装
  • ViewControllerがViewのプロトコルを継承し、Presenterに通知する。
  • PresenterはViewControllerから通知を受け取り、Viewに表示命令、usecaseに実行命令を渡す。

今回はinitとviewDidLoadの役割は以下のように分けました。

ViewController

  • viewDidLoad()
    • Presenterのアタッチ、呼び出し
    • TableViewのCustomCell設定
    • refleshControllの設定
    • dateFormatterの設定

Presenter

  • init()
    • viewのアタッチ
    • インスタンス設定
  • viewDidLoad()
    • viewの表示設定

手順

  • 1. ユースケースを出す。
  • 2. ユースケース層からドメイン層を設計する。
  • 3. データ層を設計する。
  • 4. UI層を設計する。

レビューもこの順番が見やすい様です。

UI層

  • View: Protocolで実装
  • ViewContoroller: ViewのProtocolを継承
  • Presenter: ViewControllerから事実を受け取ってUsecaseに通知する。

Domain層

  • Usecase: 通信する時はここで非同期に ここでアプリが何をしているか判断できる。
  • Repository: Protocolで実装
  • Entity: 取引するデータの型

データ層

  • Reposotory: Protocolで実装 データ層のCRUDをもつ(Railsで言うActiveRecord) moc作りやすい
  • Api: RepositoryのProtocolを継承
  • CoreData: CoreData操作
  • Entity: データ層個別で取引するデータ型 (なくても良い)

今回の利点

  • Presenter,Usecaseでアプリの概要がわかる
  • 各クラスの責務を分けたので、それぞれで完結していて変更しやすい。

    • データ取得元を追加したい時、ちょっと追加するだけなので拡張しやすい
    • 機能追加も他と独立して追加できる。
  • テストしやすい

    • Data層のrepository層でmocを作ってテストデータで開発ができる

苦労した点

  • デタッチアタッチの概念 swiftが勝手にやってくれていると考えていたweak接続とデタッチタイミングをちゃんと調べなおしました。(汗

 

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