英語圏での文章の表記ルールがわからない
英語で技術記事を書こうだとか、海外のIT担当へ向けた資料をつくろうだとかしたときにいつも迷う。いつも迷うので記事にすることにした。
例えば、「今日の作業: ○○」みたいに「:」を使っていいのか?などを明らかにしていきたい。
記号編
スペース「 」
- 記号の前にはスペースを入れない
- 後ろに一つスペースを入れる
が基本。以下例外。
例外…
a) ハイフン「-」・ダッシュ「―」・スラッシュ「/」には前後共にスペース不要
b) カッコ・引用符には外側にひとつスペース・内側にはスペース不要。
c) 句読点(後ろにスペース)とカッコ(前にスペース)が続く場合、その間に入るスペースはひとつにまとめる。
ピリオド「.」
省略を示すピリオド
例えば、
Friday → Fri.
United States of America → U.S.A.
のような使い方である。
ただし、FriやUSAのようにピリオドを省略する書き方も増えており、省略してもしなくても支障はなさそう。大事なことは、どれを選ぶか決めたら統一することみたいだ。
※ AP StylebookというAP通信社が出しているライティングのルール集が参考にされることがあるようだが、こちらではもう少し厳格なルールになっている。
文の最後のピリオド
文章の最後に複数の記号が来た時にどうすればいいか。
実例で記す。
-
?!の場合
正:I've never seen Who's Afraid of Virginia Woolf?
誤:I've never seen Who's Afraid of Virginia Woolf?.正:He used to work at Yahoo!
誤:He used to work at Yahoo!. -
"の場合
正:Laura said, “We will continue this tomorrow at 8:00 a.m.”
誤:Laura said, “We will continue this tomorrow at 8:00 a.m.”.正:The president’s speech both began and ended with the word “freedom.”
正:Yesterday he asked, “Why is it so cold on Mars?”
誤:Yesterday he asked, “Why is it so cold on Mars?”. -
()の場合
正:Hotel rooms are likely to be in short supply throughout August (the peak travel period).
正:Their house was the largest one on the block. (It also happened to be the ugliest.)
疑問符「?」
フォーマルな場面では省略しないこと。
ただし日本語ではフォーマルな場面には相応しくない。
コロン・セミコロン「:;」
コロンの意味
例示・補足説明・引用・強調の役割を持つ。
There are many languages I wanna learn: english, spanish, danish and chinese.
セミコロンの意味
「または」「そして」という意味で、関係のある2文をつなぐ。
接続詞の代わり、または接続詞と一緒に使うことができる。
大文字編
固有名詞の場合、すべての単語の1文字目は大文字。
なお、文頭以外の前置詞や冠詞は小文字。
Back to the Future
単語の全てを大文字にすると強調の役割を果たすが、怒っている印象を残すので避けた方がいい。イタリックにする・色を変えるなどで対応。
数字・日付編
後日まとめたい。
まとめ
こうやって調べてみると、知らずに誤用していた表現は結構あった。
今回のゴール、「Today’s task: xxxといった書き方はできるのか?」が結局わからなかったのでChatGPTに聞くと、カジュアルでシンプルなメモであれば意味はわかる、という回答が返ってきた。
参考
https://nativecamp.net/blog/20211010_writing
https://www.best-teacher-inc.com/blog/knowledge-semi-colon-colon
https://www.thepunctuationguide.com/period.html