概要
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イラレで作成した画像データを刺しゅうデータに変換した際の手順のメモです。
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使ったソフト・機材
- brotherの刺繍データ作成ソフト[「刺しゅうPRO NEXT」]
(http://www.brother.co.jp/product/hsm/embropc/shishu_pro_next/) - ジャノメミシン「Hyper Craft 900」
- brotherの刺繍データ作成ソフト[「刺しゅうPRO NEXT」]
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以下の手順は、とりあえずうまく行った例なので、もっといい方法があるかもしれません。
手順
1. 画像作成ソフト(イラレ等)での作業
画像データを「刺しゅうPRO NEXT」で読み込めるファイル形式に書き出します
- ファイル形式はbmp,gif,tif,jpg,eps...などでOK。
- epsの場合ベクトルデータではなくプレビュー情報を読み込むらしいので、プレビューありで保存する必要がありそう
- **解像度高め(300ppiなど)で書き出す。**でないと、手順2の「輪郭データステージ」で大きく輪郭が崩れます。
2. 刺しゅうPRO NEXT「デザインセンター」での作業
手順1で作成したファイルを読み込んで、刺しゅうデータを作成します
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「原画ステージ」→「輪郭線画ステージ」→「輪郭データステージ」→「縫い方設定ステージ」の順で設定していきます。
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詳細な設定手順はここの説明がわかりやすいです。
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各ステージの設定例
- 原画ステージ: 「境界線」にのみチェックを入れる。プレビューをみながら色数を減らす。
- 輪郭線画ステージ: デフォルト
- 輪郭データステージ: 崩れた部分を線ツール等で修正
(輪郭が大幅に崩れる場合は手順1の解像度をチェック) - 縫い方設定ステージ: 色を設定する。輪郭線を縫いたくない場合は「ツール【線(部分)】」で線を削除(もしくは線縫いオフ)する。
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刺しゅうは元データより間隔が狭くなるため、輪郭線は縫わないほうがイメージに近い刺しゅうになるかと思います。
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設定して保存すると、「.pelファイル」(輪郭線画データ)、「.pemファイル」(輪郭データ)が生成されます。
3.刺しゅうPRO NEXT「レイアウトセンター」での作業
手順2で作成したデータをミシンに合わせたデータに変換します
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デザインセンターで「レイアウトセンターへ」のボタンをクリックすると、手順2で作成したデータがレイアウトセンターに転送されます。
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ファイルメニューから「データ書き出し...」を選択し、ジャノメミシン用ファイル形式の「.jef」で書き出します。
4.ミシンでの作業
手順3で書き出した.jefファイルをミシンにコピーします
- USBメモリ等を使ってPCからミシンにデータをコピーします。
- 初めて使うUSBメモリの場合、ミシンとデータをやりとりするためのフォルダを作ります。フォルダは、ミシンにUSBメモリを接続すると自動生成されます(生成されない場合はミシンの電源ON/OFFしてみる)。
- 「EMB」およびその下に「Embf」という名前のフォルダが生成されます。
- PCから「Embf」フォルダ内に.jefファイルをコピーし、USBメモリをミシンに接続します。
- ミシンを刺しゅうモードにして、フォルダアイコンをタッチすると、保存した.jefファイルがみえるはずです。選択して、データ転送完了です。