#概要
ディスプレイ等の機器を使わずにRaspberry Piに割り当てられたIPアドレスが知りたかったので、起動時にwifiに自動接続 & LCDにIPアドレスを表示できるようにした際の手順のメモです。
#使ったもの
- Raspberry Pi Type B
- I2C controlled 8×2LCD Breakout for Raspberry Pi
- 無線LANアダプタ(Logitec LAN-W150NU2AB)
#手順
##1. ラズパイ起動時にwifiに自動接続するよう設定する
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初回はディスプレイ等の外部機器を接続し、GUIでwifi設定してつながることを確認する。
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下記サイトを参考に/etc/network/interfacesを修正する。
(必要があれば/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confも修正)
参考サイト:Raspberry Piを無線LANで接続する -
rebootして自動接続されることを確認。
##2. LCDボードを使えるようにする
参考サイト:Raspberry Piで「I2C LCD Breakout」を使ってみた!
特につまづいたところは無し。
##3. LCDボードにIPアドレスを表示する
参考サイト:Raspberry Pi 搭載のLCDにIPアドレスを表示する
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上記サイトを参考に、/usr/local/bin/にi2c-disp.shを置く。実行できるようパーミッションを変更する。
sudo chmod +x /usr/local/bin/i2c-disp.sh
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上記サイトを参考に、/etc/network/if-up.d/にi2c-disp-ipを置く。ただし、接続先がwifiなので「eth0」の部分を使用しているネットワークデバイス(wlan0など)に変更しておく。こちらも1.と同様にパーミッションを変更する。
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さらに、/dev/i2c*にはsudoつけないとアクセスできない(i2c-disp-ipを実行すると
Error: Could not open file '/dev/i2c-1': Permission denied
と言われる)ので、以下のようにパーミッションを変更する。
sudo usermod -G i2c,spi,gpio,dialout pi
参考サイト:Raspberry Pi がきたのでセットアップして I2C デバイスを読むところまで
(i2cだけで良いのだろうけど参考サイトのとおり実行してみた) -
コンソール表示を日本語にしている場合はi2c-disp-ipがうまく動かないので、言語設定を英語に変更する。
export LANG=en_US.UTF-8
を~/.bashrcに追加。
参考サイト:コンソールの日本語表示を英語にする方法
#完成
Raspberry Piを起動すると、wifiに自動接続し、LCDにIPアドレスが表示されるようになりました。