はじめに
Verilog-HDLを記述する時に大変役に立った参考書を挙げる。
この4冊あれば大抵の実装には困らないと思う。
基本的にデジタル回路に関して全くの初心者向に記述されている。
前半は論理回路の基礎だが後半には動作周波数限界の説明、n進同期カウンタやゲーティドクロックが駄目な理由とか、他の入門書には無い解説もある。
これも基本入門書なのだが、論理回路は知っている人向け。
あと、特記事項としては他の解説本(特に入門書)では殆ど解説されていないtask文の解説がある。
ステートマシンの実装にも触れており、後半はXILINX社のCPLD(XC95108)でTVゲーム(テニスゲーム)の実装を解説している。
実践向の本。回路合成に適した記述方法の解説本。
トップレヴェルモジュールですべきこと、ゲーティドクロックが駄目な理由、クロックやリセットの記述などを通じて最適化や高速に動かすため実装方法が解説されている。
書籍ではなく雑誌なのだが「特集1 Verilog HDLによるASIC/FPGA設計テクニック」にてASIC/FPGAにて多用される双方向バスやMPX(マルチプレクサ)、アドレスデコーダの具体的な実装方法など非常に詳しく解説されている。