はじめに
WebREPLはWiFi経由でブラウザから使用できるMicroPythonのREPL(Read-Eval-Print Loop)です.
便利なツールですが,検索エンジンで普通に調べてアクセスすると以下のページに飛びます.
ピンク色のバナーに書いてある文を見てみると,httpsではアクセスできないからhttpのリンクを踏んでくれとのことです.しかしながら一度httpsで始まるリンクを踏むとhttpのリンクにアクセスしてもHSTSによってhttpsのリンクにリダイレクトされてしまいます.そこで,バナーにも書いてありますがGitHubからWebREPLをローカル環境にダウンロードすることで使用可能になります.
WebREPL
便宜上、WebREPL クライアントは http://micropython.org/webrepl でホストされてい ます。また、GitHubリポジトリ https://github.com/micropython/webrepl からローカルにインストールすることもできます。
公式ドキュメントにも書かれているように,GitHubに公開されているのでローカル環境にインストールすることが可能になっています.
それでは早速実装してみましょう.
環境
ローカルといいながらVMにApache2を入れて公開ディレクトリに置いてみました.
VM : Ubuntu 18.04.6 LTS
Server : Apache 2.4.29 (Ubuntu)
インストール
Apache2の場合,/var/www/html/
の配下に適当にディレクトリを作ってgit clone
コマンドでクローンすればインストールできます.
mkdir /var/www/html/esp32
WebREPLのリポジトリ( https://github.com/micropython/webrepl )を作ったディレクトリの配下に複製します.
git clone https://github.com/micropython/webrepl.git /var/www/html/esp32
無事git clone
ができたらwebrepl.htmlとその他必要なファイルが/var/www/html/esp32
の配下にあることを確認します.
hoge@huga:~$ ls /var/www/html/esp32/
FileSaver.js LICENSE README.md term.js webrepl_cli.py webrepl.html websocket_helper.py
Apache2が起動していれば,ブラウザから http://VMのIPアドレス/esp32/webrepl.html にアクセスできます.