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WorkatoAdvent Calendar 2023

Day 23

Workatoの新機能 Workflow Apps を触ってみた

Last updated at Posted at 2023-12-22

今年リリースされたWorkatoの新機能 Workflow Apps を皆さんご利用されてますでしょうか?
先日 Workflow Apps でサンプルアプリを作る機会があり、その時の備忘を記事にまとめました。

Workflow Apps とは:question:

Workflow Apps は、WorkatoでGUIアプリを直感的に作れる機能です。
複数のシステムを連携した自動化ワークフローをもとに、アプリ上でタスクの作成・ステージ変更(例:申請→承認→完了)ができます。

Workflow Apps は、以下の3つで構成されています。

UI

  • ポータル
    • 作成されたタスク、承認操作が必要なタスクを一覧で確認できる画面
  • 各ステージのページ
    • ステージ変更(例:申請→承認→完了)のタイミングで、情報を入力・編集できる画面

ポータル

各ステージのページ

テーブル

  • ワークフローのタスクを完了するのに必要な情報を保存する場所
  • ステージ ページでユーザーが入力した情報や、連携システムから取得した情報等を保存できる

レシピ

  • 様々なシステムを連携して業務プロセスを自動化するワークフロー


プロジェクト作成画面で [ Start with a workflow app ] を選択して進むことで、上記3つが自動的に作成されます。
要件に応じて、上記3つを編集することで、アプリが簡単に出来上がります。

個人的おすすめポイント :bulb:

Workflow Apps は直感的にGUIアプリを作れるだけでなく、以下もおすすめポイントだと思いました。

Workatoユーザー以外も利用可能

Apps portal画面で招待したユーザーがアプリを利用できる為、Workatoのレシピ実装に関わっていないメンバーもアプリをご活用いただけます。

アプリにアクセスできるユーザーを制限できる

アプリは複数作成でき、「どのユーザーグループ を  どのアプリ にアクセスさせるか」を柔軟に設定することが可能です。

iframeで埋め込みが可能

既にある社内の WEBサイト等に、ポータル画面をiframeで埋め込みすることができます。

モバイル端末で操作が可能

ポータルはモバイル端末からでも操作ができます。

サンプルアプリの作成の流れ :scroll:

今回、以下の流れでサンプルアプリを作っていきました。

1. どういったワークフローにしたいかを決める

以下の整理を行いました。

  • 必要なステージ(例:申請、承認、完了)は何か
  • 申請/承認のプロセスはあるか
  • ユーザーが情報を閲覧・編集するステージ ページはいくつあるか
  • どのメンバーがアプリを利用するか

2. UIの設定

必要となるステージ ページ の編集を行いました。
配置したいコンポーネントを左から右にドラック&ドロップするだけで簡単にページ作成ができました。
また、この段階で要件にあわせてテーブルの編集もしました。

3. レシピの編集

トリガー、アクションに [Workflow apps by Workato] を利用してレシピを作っていきました。

4. アプリとレシピを有効化

設定が一通り終わった後に、アプリとレシピをアクティブな状態にしました。

作ったサンプルアプリ :gear:

今回、以下を想定したサンプルアプリを作りました。

▼想定ケース

  • 前提
    • A会社ではSIサービスをお客様に提供している
    • 契約時にお客様と想定作業時間(工数)を取り決めている
    • 実施した作業内容及び消費工数の定期的な報告が必要
  • 現在の運用
    • お客様ごとに月1で作業報告書を手動でメール送付している
    • 作業後に残工数が不足していることに気づくことがある
  • 今後の運用
    • 申請→承認のプロセスを踏んで自動的に作業報告書をメール送付したい
    • 工数不足を早めに把握できるよう毎月残工数を確認したい

▼連携システム

  • Slack(A社でコミュニケーションツールとして利用)
  • Google Sheets(工数管理ツール導入前で、A社で工数管理マスターとして利用)
    ※今回はサンプルとして上記システムを利用していますが、Workatoは要件に応じて様々なシステムとの連携が可能です。

ワークフロー

順番 処理
作業者が消費工数の申請を行う
Google Sheetsから残工数の情報が取得される
②で取得した残工数から消費工数を引いたものを申請に反映
指定のSlackチャンネルに承認依頼を通知
上長が申請内容を確認し、承認/差戻しを行う
②で取得した残工数から消費工数を引いたものをGoogle Sheetsへ反映
作業報告書を添付したメールを自動送信
承認完了のステージへ変更

感想

今回アプリを作ってみて、Workflow Apps は要件に応じて、色々な使い方ができる新機能だと感じました。
Workato Automate 2023 では今後のロードマップが発表されており、ユースケースが広がりそうで楽しみです。
Workflow Apps の詳細な機能は以下ドキュメントからご確認いただけます。

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