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マシン君 自分探しの旅

Last updated at Posted at 2022-05-28

マシン君 自分探しの旅

社内のマシンや、何らかの管理ソフトから管理対象とするマシンを、一意のそれに定められる識別子を調べていました。
マシン君「僕はxxを以って僕です!」
と言ってくれる何か

マシン名

マシン君「これが僕の名前です。これが僕です。」
否。マシン名は出生後いつも何度でも変更可能で、同一ネットワーク内で被っていても公的な問題はありません(問題はある)。

IPアドレス

マシン君「これが僕のアドレスです。住所です。僕はここにいます。」
否。アドレスは複数持つことが可能です。また、任意に変更することもできます。
分離されたネットワークなら同じアドレスが許されます。

macアドレス

NICに割り振られている一意のIDです。
具体的には以下のフォーマットで表されます。

FF:FF:FF:FF:FF:FF

表現できるバリエーションは2の46乗。70兆個以上。
これなら被ることもあるまい。
マシン君「このmacアドレスが僕です!」
だめです。使用するNICによって変わるし、レジストリエディタやデバイスマネージャーから変更することができるので。

MachineGuid

2022/06/02追記
以下のレジストリにMachineGuidが格納されています。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Cryptography

マシン君「Windowsとして振られたこの識別子が僕です」
なるほど。でも脳移植(OS再インストール)すると違うものになるしなぁ

UUID

Universally Unique UDentifier
名前からして、今回の答えのような要素です。

マシン君「マザーボードに刻まれた、この世界に一つのユニークなIDが僕である証拠です!」
具体的には以下のフォーマットで表されます。

FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF

表現できるバリエーションは2の122乗。5澗個以上(もうよくわからんな。

以下のコマンドで確認可能です。

wmic csproduct get uuid

一旦の結論

マザーボードのUUIDは変更できず被ることは確率的にないため、windows/linuxに限らず、これをそのマシンである識別子にする。で良いのではないでしょうか

考察

とはいえ。そのベンダーが提供している方法などを用いれば、UUIDを変更することはできる。
またVMやHyer-V、ESXiなどの仮想マシンでは、より簡単に変更できます。
UUIDはマザーボードを交換すると変わります。またベンダーによっては割り当てがされておらず、デフォルト値が返ってくるようです。
なんか脳移植の倫理観的な問題になってきたな。

どこまで行っても変更が可能なので、現実的な範囲で採用する識別子を決めたいですね。

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