OSI参照モデルの各階層について、学習の前に簡単に書きます。
各階層の内容を深堀すると、かなりボリュームがあると感じているので、、、
レイヤ〇〇とかL◯とかのやつですね。
物理層(L1)
- 信号の物理的な送受信
- ケーブルの種類、接続器、電気信号、光信号の仕様
ツイストペアケーブル、構造、カテゴリ、光ファイバ、構造とか
その名の通り、データを実際に転送するためのハードウェアを担当する層
データリンク層(L2)
- 隣接ノード間の通信を規定(ケーブルで直結、ルータを経由しない)
イーサネット、無線LAN、スイッチ、VLAN、STP、VPN、MACアドレス、ARPとか
直接接続されたデバイス間でのデータ転送の信頼性を確保して、エラーの検出と修正を行う層
ネットワーク層(L3)
- 経路制御(隣のルータ、ネットワークに通信を渡す)
- IP(v4、v6)
- IPアドレスの割当、サブネット分割、ヘッダの構成、情報
- 信頼性のない通信(相手に届いているか、パケットの損傷でエラーの発生)
- ルータ、L3スイッチ
- RIP、OSPF、VRRP、SDN、負荷分散
データを送るべき最適な経路を決定して、異なるネットワーク間でのデータ転送を管理する層
トランスポート層(L4)
- TCP
信頼性重視の通信
3wayハンドシェイク
コネクション - UDP
スピード重視の通信
ブロードキャスト通信
マルチキャスト通信 - ヘッダ情報
- ポート番号
ウェルノウンポート
エフェメラルポート(一時ポート)
エンドツーエンドでのデータ転送の信頼性を確保して、データを正しい順序で届ける層
L5~L7の前に
L5~L7の機能はアプリケーション側で担当するので、ネットワークの学習は少ないです。
- youtubeで動画を視聴するとします。
L1~L4:youtubeを見るためにPCとかネットワークが、どのように動いているのかに関わる部分です。
データがどこを通って、サーバとPC間を行き来するかを決める仕組みです。
主に学習しようとしている箇所です
L5~L7:youtubeそのものの見た目や機能に関する部分です。
ログインして視聴履歴が保存されたり、動画や音声がしっかり表示されるようにする仕組みです。
youtubeの開発者目線というべきでしょうか
セッション層(L5)
- セッション管理
- 同期
- チェックポイント
- 認証
通信の始まりから終わりまでを管理して、接続を安定して維持する役割を持つ層
プレゼンテーション層(L6)
- 表現方式(フォーマット)を合わせる
- ネットワークバイトオーダ
- ビックエンディアン
- リトルエンディアン
データの形式や構造を適切に変換して、表示できるようにする役割を持つ層
アプリケーション層(L7)
- HTTP
- SMTP
- FTP
ユーザーが使うソフトウェアとネットワークを繋ぐ窓口となる層
最後に
基本であり、初学者としてはイメージがしにくいのではないでしょうか??
「潰れるくらいなら自分のペースで進めばいい」と口癖のように言ってくれる友人がいます。
「いつか覚えれるでしょ〜」くらいに、ゆっくり確実に覚えていければいいのかな?と思います。